第26話~暴走~
「っくそ・・・・・・コイツは一体何なんだ・・・・・・スカウーターで測ったら戦闘力53万ってか!?」
「とっ、とにかく、さっさと倒しちゃいましょう!最悪気絶させてもかまやしませんよ!!」
「・・・・・・お前、口調変わってね?」
「細けぇこたぁいいんです!!」
「・・・・・・おk」
「作戦会議は終了ですかぁ・・・・・・?クヒヒッ」
「ごめん。吐き気がするからその笑い方やめて」
「貴方はまたそうやって・・・・・・人を馬鹿にするのが好きみたいですねぇ・・・・・・ヒヒヒッ」
ごめん。その笑い方はラスト○ンカーのあの人と被るからやめて。
「さっさといねや」
高速でナルシーの懐へ入り込む。
「これがホントのしょーりゅーけーん!!」
ドゴォッ!!
アッパーを繰り出す。すると、拳から巨大な竜が現れ、ナルシーを襲う。
「!?くっ・・・・・・小賢しい!!『ウォーターカッター』!!」
杖から水で出来た巨大な刃が現れ、竜を滅多切りにした。竜消滅。お疲れ様。
「どこが『カッター』だよ!!明らかにそんなくくりじゃなかったぞ今の!!」
すまん。頭にふと浮かんだのがこの名前なんだ。
「貴様の仕業か作者ぁ!!」
「どこを向いているのです!?貴方の相手はこの私ですよぉ!!」
「私もいることを忘れずにい!!」
突っ込んできたナルシーに対して、リリアが横から走ってきてナルシーに斬りかかる。
「邪魔ですよお!!どけぇ!!」
「っ!!」
リリアの腕を掴み、そのまま後ろへぶん投げた。コイツ・・・・・・怪力だ・・・・・。
「見せてくださいよぉ!!先ほど私の下僕にやった技をぉ!!」
「・・・・・・お前、うるさい。『チェーンバインド』」
「ガッ!?」
突如現れた鎖が、ナルシーの身体を縛りつける。
「あんなつええ奴を下僕だぁ?テメェの方が弱いんだ。下僕の称号はテメェにこそ相応しい」
「っ!!・・・・・・あんな獣と一緒にするなぁ!!」
「うっさい。黙れ」
ゴスッ!!
「がっ・・・・・・はっ・・・・・!!」
一発殴る。おとなしくなった。
「はぁ・・・・・・何であんなカッケードラゴンがテメェみたいな屑の下にいるんだか・・・・・・」
「誰が屑だ!!僕は『どっかの誰かの名前』の息子だぞ!!貴様のような戦うしか脳のない下等生物とは違うんだ!!」
「・・・・・・うるさい。これで三度目だ」
普段抑えている魔力を開放。ついでに殺気をぶつける。
「ヒッ・・・・・・!?」
「テメェは俺を怒らせた。骨一本残ると思うな」
「わ・・・・・・悪かった!!許してくれ!!この通りだ!!」
鎖で縛られている体で器用に土下座をするナルシー。
でも、もう、遅い。
「テメェの敗因はたった一つ・・・・・・単純で分かりやすい、たった一つの理由だ。『夢幻』」
銀を音無とは違う形の刀に変化させる。
「ゆっ・・・・・・許してくれ!!そうだ、何が欲しい!?金か!?女か!?欲しいものがあれば何でもやる!!だからゆるして、」
「テメェの敗因。・・・・・・それは、」
高速でナルシーの元へ走り、そして一閃。
「俺を、怒らせたことだ」
ドサッ・・・・・・
後ろで、ナルシーの倒れる音が聞こえた。
ナルシスト撃退!!
フッフー!!嫌味な奴を倒した時の爽快感!!たまんねぇぜ!!
※現在作者は宿題終わってテンション上がっている状態です。