第13話~ドラゴンはみんなの憧れ
はい、次回予告とかだしといて思いっきりタイトル変えてしまった作者です。
あぁやめてっ!石とか投げないでっ!
~龍稀視点~
どうやら時は動き出すことができたらしい。うん。
さて、ここで前回のまとめをしようか。
ちょっとした仕事をしてから学園へ戻ってきた
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なぜか兵士らしきおっさん達が俺を捕まえるとか言い出した
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とりあえず返り討ちにしてから尋も・・・ゲフンゲフン。事情聴取。たいした収穫なし。
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学園内をうろついているとわらわらとおっさん達が出てくる。キモい。
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魔法をぶっ放しつつ逃走。俺を捕まえると言い出した奴を発見。
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どうやら【素晴らしい物コレクション】とやらに俺を入れたいらしい。←今ココ
まずは理由を聞いてみようか。
「なんで俺よ?他の奴を当たってくだせぇな」
「あなた程の魔力を持っている人なんてこの世界には存在しないわよ。まぁ、歴代の英雄とかはあなたくらいの魔力を持っていたらしいけど」
そういや俺の魔力とやらは神様以上って言われてたっけ。
「あなたの頭の上に乗っている生物も魔力が高いからセットで飾りたいのだけれど・・・どう?今ならそれ相応の金は出すわ」
「だ・が・断・る」
即答。コイツ俺を人として見ちゃいない。
「・・・そう。できれば手荒な真似はしたくなかったのですけれど」
と、右手を空に向かって突き出し、指を鳴らした。・・・何する気だコイツ。
突然空が暗くなった。あれ?もう夜だっけ?さっきお昼時だったような。
上を見る。・・・・・・何かがすさまじい速度でこちらへ向かってきている。隕石?
「って危なああああああああ!?」
すかさず横っ飛び。すると、その落下物はさっきまで俺がいたところに落ちてきた。
ドズウウン(何かが地面に落下した音)
ブワァッ(衝撃で土煙が舞う音)
ゴロゴロゴロ(土煙が目に入り、のた打ち回る音)
「目が目があああああああ!!」
痛え!!超痛え!!何もしなくても人を殺せるんじゃねえかコイツ!?
痛い目を必死に擦り、何が落ちてきたのかを見る。
ドラゴンでした。
・・・・・・・・・・・・うん。ホントにもうね、伝説上の生物とかを載せている本に書いてありそうなくらいの普通のドラゴンでした。
太い足で二足歩行で、腕は短いけど爪が鋭く、翼が生えていて、尻尾には棘とかついてる。危ない。
色が緑色で身体が10mくらいある、そんなドラゴンでした。
さっき敵さんがやったのは・・・・・・コイツを落とすための合図とでも言うのか。
「危ねぇ!!危ねぇよ!!潰れるからコレマジで!!」
「あら。そうしないように手加減をするように伝えていたのだけれど?そもそもあなたの魔力量から察するにして、これくらいじゃ死なないでしょうし」
そうかも知れないけどマジで危なかった。コイツ・・・・・・デキる・・・・・・!
「さて。ここからはこの子がお相手よ。怪我をしたくなければおとなしく私の物になりなさい」
「誰がなるか誰が。・・・・・・ところでさ」
「? 何かしら?」
「コイツに・・・・・・乗せてくれ」
だってドラゴンだよ!?伝説上の生物だよ!?すっげー乗ってみたいじゃん!!
「・・・・・・そうね。この子に勝てたら乗せてあげてもよろしくてよ」
「上等。ならさっさと決めますかね」
軽く準備体操をしてドラゴンに向き直る。
さて。何秒持つかな?
今回からあとがきにゲストをお呼びしたいと思います。それでは記念すべき一人目のゲスト!龍稀を召喚した(事になっている)勇者(仮)ことリリアさんでーす!
わーわーぱちぱち。
リリア(以下リ)「・・・・・・・・・・・・」
おや?ずいぶんとテンション低いですね。記念すべき一人目だというのに。
リ「・・・・・・私はこの小説のメインヒロインのはずですよね?」
えぇ。一応設定はそうですね。
リ「どうして最近、出番が無いのですか?」
ごふぁっ!・・・・・・いやそれはですね物語の展開上仕方ないことでしてそれに
リ「言い訳は後で・・・・・・ゆっくり聞かせてもらいますからね?(冷笑)」
ひぃっ!!怖い!!アンタ怖いよ!!
そっ、そうだコレを!!
リ「何ですかコレ。(以下カンペ)『対峙する龍稀とドラゴン。果たして勝敗は!?そしてそしてメインヒロインの出番は!?
次回!【ドラゴンはみんなの憧れ、その2】ご期待ください!!』
はい。カンペを読ませているうちに逃げ
リ「どこへ行こうというのかね?」
ひいっ!大佐!!バルス!!
リ「目があああ目があああああ!!」
脱出!




