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第9話~討伐終了、偉い人の護衛~

   ~龍稀視点~





よし。討伐終了。・・・・・・え?やり過ぎだって?気にしないでくれ。ホントに。自分でもやり過ぎたとは思っている。


さて、とりあえず状況確認。


倒れたまま動かない兵士数人、馬が逃げた馬車一台、そして、草原の面影がすでに無い草原。


兵士は動かないってことは・・・死んでしまったかねぇ。とりあえず手を合わせておく。後で埋めてあげよう。


馬車の中にまだ人残っているかな?ちょっと近づいてみる。・・・・・・扉があったのでノックしつつ、


「お~い、誰かいる~?」


返事がない。


「お~い、聞こえてたら返事してうおおぉぉ!?」


返事は扉を突き破って出てきた剣だった。あぶねぇ。もちろんよけた。


ついでに人も出てきた。鎧をつけているから・・・護衛かな。髪が長い。女性か。


「貴様も盗賊の一味か?」


「いや違うし。盗賊ならもう全員倒したし」


「貴様・・・あの数を一人で倒したと言うのか」


「うむ。あれくらいよゆーのよっちゃんだな」


ネタ古いとか言うなよ。言った奴から順番に吊るす。ひ○Qで。


「ふむ・・・そこは礼を言わねばなるまい。すまなかった。ありがとう」


・・・礼はいいから金が欲しかった。だって俺無一文だよ?何も買えないし、食えないし。・・・まあ、1年くらいなら何も食べなくても平気だけど。


「すまないが、もう少し頼みがある」


「ん?何ぞね」


「この馬車の護衛をしてもらいたい。あの数を倒した人なら、安心して護衛先まで送り届けることができる。礼ははずむぞ」


キュピーン!お金の匂いがする。


「・・・わかった。んじゃ少しの間だけどよろしく」


いくらもらおうかねぇ。ククク。


「ところで、この馬車には誰が乗ってんの?」


「・・・悪いが、それは教えられない。強いて言うなら、この国の偉い人・・・と言ったところか」


「・・・そうかい。なんか余計な事聞いちまったかね」


まあいいや。金がもらえればそれでよし。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



それから、さっきの護衛の人がどこからか馬を連れてきて(泥棒じゃね?)馬車につなげ、ゆっくりと移動する事になった。途中何度か盗賊に襲われたりしたが、全て2秒以内に片付けた。チートとか言うな。俺の実力だ。



そんなこんなでついた場所はラルグランド王国。要するに、さっき逃げ出してきた場所。ここが目的地だったらしい。



「ふぅ・・・ついた、っと」


「世話になったな。これが約束の報酬だ。受け取ってくれ」


と、護衛の人から何かが入った袋をくれた。ジャラジャラと音がする・・・結構な額だな。後でリリアにも分けてやるか。


・・・・・・っつか、俺って一応使い魔だよな。こんな自由に動いちゃっていいのかねぇ?


「そんじゃ俺はこれで」


かっこよく背中を後ろに向け立ち去ろうとした時、


「待ってください」


と、声をかけられた。・・・今いいとこだったのに。

かなり間があいてしまいまして、本当にすみませんでした。

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