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第77話~同行する事になりました~
















 身体が十分ほぐれたので準備体操をやめ、軽くストレッチをした後、クラウチングスタートの体制をとる。


 向かう先は、謎の生物。


「・・・・・おっし。神楽龍稀、行きます!」


 勢いよく、跳ねるようにして飛び出し、


「ちぇすとおおおおおおおおおおお!!」


「プギィッ!?」


 勢いを殺さないようにして謎の生物へドロップキック。謎の生物は謎の奇声を発しながら空高く吹っ飛んでいった。


「! 君は一体・・・・・・!?」


「話は後にしてくれ!今はこいつらを片付けるのが先なんだろ?」


 甲冑を着た、声からして男と思われる人から声をかけられたが、返答が面倒なので投げやりに返した。


「それもそうだ!なら君は馬車の後ろを頼む!」


「りょーかい、っと!」


「プギュッ!?」


 話しているうちに近づいてきていた生物がいたので掴んで遠くへ放り投げた。


「ひゃっほーう!最近ストレス溜まってたからな!ちょっとここらで発散させてもらうぜえええええ!!」


 襲い掛かる複数の生物を、ちぎっては投げちぎっては投げ。まさに無双。


『主ー派手にするのはいいですがすっごく注目されてますよー・・・・・・』


 今は気にしない。


 小さな斧を振りかぶり、空から飛んできた生物Aを腹を殴って吹き飛ばし、後ろから不意打ち気味に襲い掛かってきた生物Bに後ろ回し蹴りを食らわせて、さらにその後ろから襲い掛かろうとしていた生物C諸共吹っ飛ばす。


「くっ・・・・・・!」


 おっと。甲冑の人達は苦戦しているようだ。こちらの敵は粗方片付けたし、加勢するか。


「後ろががら空きですよーっと!」


「プギャーッ!?」


 甲冑の一人の背後に忍び寄っていた生物にかかと落しを食らわせて地面にめり込ませる。


 生物は人を馬鹿にしたような悲鳴をあげつつ、土から頭だけを出したまま泡を吹いて動かなくなった。


「すまない、助かった!」


「礼は後でよろしく!」


 甲冑達と協力し、謎の生物の軍団を蹴散らすこと数分。


「・・・・・・おっけ。こっちはクリアーだ」


「こちらも粗方片付いたようだ」


 いつの間にかさらに増えていた生物達をなぎ倒し、ようやく自分と甲冑以外に動く者がいなくなった。


「すまない、助かった。礼を言う」


 甲冑達の代表らしき人がそう言った。


「いやー襲われてる人がいたら助けるのが基本でしょうー(棒読み)」


『うわー・・・・・・この人凄く白々しい・・・・・・』


「所で、君は旅人か何かか?随分と荷物が少ないようだが・・・・・・」


 まあ、バッグとかそういった類の物を持ってないんだからそう言う発想になるよね。


 実は四次元ポケットの中にあるんです、とか言ったらどうなるんだろう。


「まあそんな所。荷物が少ないのは、初めて旅するから何を持ってくればいいか分からなかったんだ」


「そうか・・・・・・」


 そういえばこの甲冑の人、顔をフルフェイスヘルメットのようなもので覆ってるから顔が見えないんだよな。


「なら、私たちとしばらく一緒に行動しないか?旅を一人でするのは辛いだろうし、礼もしないまま別れるというのは私としてもどうかと思うからな」


 実際は一人と一匹なんだけどね。


「そりゃ嬉しいね。で、お礼というのは?」


「この馬車は隣国であるリーンズに向かっているんだ。そこまで一緒について来てほしい。礼は、その間の寝食を提供しようと思う」


「是非同行させてもらおう。これからよろしく頼むぞ」


「ああ、よろしく頼む。君ほどの実力を持つ者がいると、私たちも心強いからな」


 食料を何にも持ってきてなかったから、これは凄く助かる。


 しかも寝る場所完備だって?最高じゃないか。


 甲冑に包まれた手と、ガッチリと握手を交わした。

 この小説をさっさと終わらせて新しいものを書きたい、そう思う今日この頃。


 書きたいものは結構あるんですよねぇ・・・・・・。


 なのはとか東方とかオリジナルとかネギまとかオリジナルとか・・・・・・。


 ネタ解説は・・・・・・無いですね、今回も。



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