第70話~サブタイに意味なんてない。偉い人にはそれが(ry~
サブタイトルが思い浮かばなかったので苦肉の策として。
・・・・・・はは、やだなぁ。これでも私そこそこ考えていたんですよ?
ただ私は本文を書いてからサブタイを書くタイプなので、正直サブタイに意味なんてないんじゃね?とか思い初めてしまう始末。もうだめだ。
「ふんっ!」
「はっ!」
炎を纏わせた拳を変態に向かって放つ。
変態はそれを片手でいなして避け、余った手でこちらに拳を打ち込む。
「おいせっと」
それをギリギリで避け、さらにその手を掴んで空に放り投げる。
「そーりゃっさー!」
「ぬぅっ!」
放り投げられた変態は空中で体勢を立て直そうとするが、それをさせないのが俺である。
「あーいきゃんふらーい!」
地面を強く蹴って空へ跳び、変態の元へ。ちなみに蹴った場所は軽くクレーターが出来ていた。
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!」
「くっ・・・・・・ぬぅ!小癪な!」
変態に向けて両手を使ってひたすらに拳を打ち込む。
変態から見れば、俺の拳がまさに分身しているように見えるだろう。まさに拳の雨。
「堕ちろ!」
「ぐぅっ!?」
予備動作すら無しに突然ラッシュを止め、油断させた所へかかと落しを決める。
変態は加速しつつ地上に落ちていく。
「銀!『レイジングハート』!」
『え、ここに来て新しい形態!?しかもそれって全話で幻影の少女が持っていた武器の名前ですよね!?』
「細かい事は気にしない!さあ一発逝ってみようか!」
銀が一瞬光に包まれ、そして姿を変える。
現れたのは、あの魔王と呼ばれた少女が使っている武器。
それを両手で掴んで構え、魔力をかき集める。
「『ディバイン――――――』」
変態に狙いをつけ、そして、
「『バスタ――――――』!!」
集めた魔力を変態に向かって、放つ。
本来なら桜色のはずだが、どういう訳か灰色の魔力光だった。どういう事なの・・・・・・。
「ぐっ、ぬおおおおおお――――――」
未だ空中にいた変態は、場所故に逃げる所などどこにもなく、為す術なく、灰色の光に呑まれていった。
「やったか・・・・・・?」
技が着弾した所からもくもくと煙が上がる。
フラグっぽくなるからどうしても言いたくなかったが、さすがにあれだけの技を食らってただで済む奴はいないだろう。いるとすればそれこそ人間以外の『何か』だ。
オリ主とかオリ主とかオリ主とか・・・・・・。
煙の上がる場所から少し離れた場所に、空中で三回転ほど回ってから着地。シュビッとポーズをとるのをお忘れなく。
『魔力は感じられません・・・・・・倒したか、逃げられたかです』
「ん、そっか。ご苦労銀」
銀を元の姿に戻す。
戻った瞬間は掌の上にいたのに、気がつけば頭に移動していた。いつの間に。
「しっかし・・・・・・」
その場で一回転し、周りを見る。
「どうしよう、コレ」
『主がやったんですから、主が直しませんと』
広がるのは、無残に砕けた建造物が無数。元の姿すら分からない。
「えー・・・・・・俺が直すのか?だってあの変態だって色々壊してたぞ?アイツにも責任が」
『今いない人の事を言ってどうするんですか!』
少なくともアイツは人じゃない。見た目は普通の中年おっさんとなんら変わりないが、拳一つで地面を凹ませる事が出来るんだぞ?どう見たって人じゃない。人じゃない。大事なことなので三回ほど言いました。
「はー・・・・・・しゃーない。やるっきゃないのね」
ため息を吐きつつ、どうやって直すのか考える事にした。
「――――――ほう。では貴様は負けたと?」
「はい。申し訳ございません、主」
「いや、よい。例の者はそれほど強大な力を持っていたという事だ。それが分かっただけでも好都合」
龍稀には変態と呼ばれていた、ランパルドという男が、王の前にひれ伏す。
「次こそは必ずや主の前に連れてきましょう」
「ふむ。そうか・・・・・・期待しておるぞ」
「はっ。それでは失礼致します」
ランパルドは煙のように掻き消え、王一人が残った。
「ああ――――――早く会いたい。我が〈後継者〉よ・・・・・・」
王は一人、呟く。
この先の展開が読めたって人いるんでしょうかね?
もしそうだとすれば、私の小説はそれまでという事に・・・・・・。
まあいいです。元ネタ解説いきませうか。
「レイジングハート」
「ディバインバスター」
最近よく使うネタである。