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序章~長いぷろろーぐ~

つたない文章ですが、よろしくお願いします!!

 オッス!オラごk・・・・・・ちげぇ。 俺は神楽龍稀(かぐらりゅうき)。さっきまで高校に通う二年生だった。 なぜさっきまでだったかと言うと・・・・・・ハイここで回想!











「~♪~♪~♪~」

 いつものように下校時間になり、校門にたむろしていた不良をボコり、金を巻き上げ家に帰る途中のことだった。

いつもより車通りの多い交差点にて、信号赤なのに飛び出してしまった子供がいたのさ。そしてその前にはトラック。

 ・・・・・・ああ走ったさ。今までの人生で一番早かったと思う。・・・・・・で、歩道の方に子供突き飛ばしたはいいけども、俺の脱出間に合わずズガン!ってことさ。目の前が真っ暗ってこういう時使うんだなぁとか思いながら意識が途切れたのさ。


 目が覚めた。ここが死後の世界とかいう所なのだろうか?とりあえず回りの景色とかを見てみる


 見覚えのある、歩道で泣きじゃくっている子供。見覚えのあるトラック。そして、


 全年齢対象では絶対にお見せする事が出来ないような――――とにかくグロい、

 

 俺の身体があった。


 ・・・・・・・・・・・・あっれぇー?

何かがおかしい。何で俺はここにいるのにあそこに俺の身体があるんだ。


ふと、自分の腕を見てみる。良く見ると透けているように見えた。

 ・・・・・・・・・・・・じゃあ何さ。この世に未練があって俺が浮遊霊になったとでも?そもそも未練なんて――――

 

 ・・・・・・そういえば今日不良からもらった(奪った)金がいつもより少なかった気がする。そんなので未練が残る俺って何なんだろう。小さいなあ。


 しばらく未練について色々と考えていると、突然、何も無かったはずの所から、何かの気配がした。


 少しだけ驚き、そして気配がした方へ身体を向ける。


 そこにいたのは、鈍く、そして黒く光る巨大な鎌を持った、


 おにゃの・・・・・・噛んだ。女の子でした。


「はい、第一の人生終了です。お疲れ様でした、と」


 と、女の子が突然そんな事を言った。やっぱり俺死んでるのね。でしょうね。あんなグロい姿してたら死んでて当然でしょうね。 


「で、どう?死んだ感想は?」


「この浮遊感は気持ち悪い」


 ホントにね。何かここだけ無重力みたいに身体がふわふわしてる感じでさ。気抜いたら吐くかも。


「・・・・・・えらく落ち着いているわね。普通ならもっとパニックになるのに」


「よく言われる。適応能力が高いと」


 『お前なら何も無い所でも生活していけんじゃね?』友人Aのお言葉。


「・・・・・・まあいいわ。で、あなたは死んだわけなんだけど、次の人生はこの世界じゃなく、別の世界に行ってみない?」

 「ほわい?」


 なんでさ?


 「今輪廻転生キャンペーン中なの。行きたい世界があるならそこへ飛ばせるし、なんなら特殊能力もつけれます」


 何だ輪廻転生キャンペーンて。それはキャンペーンにしてもいいものなのだろうか。


 てか特殊能力て。アレか、能力つけてもらってその世界を滅ぼせとでも?


 それ以前にさ。アンタ一体何なの?誰なの?馬鹿なの死ぬの?


「勝手に人を馬鹿だのどうの言わないで。私は死神。貴方は死んだんだから、会うのは当然でしょう?」 

「何故わかったし」


「これでも神様のはしくれよ?人の心を読むくらい造作もないわ」


 プライバシーの侵害だ!


「で、どうするの?最近の若い人達はアニメやゲームの世界へ行って俺TUEEEEするのが多いけど、貴方も?」 


「俺は能力無しでいいし、行きたい世界なんて無い。どうせこの世界には戻ってこれないんだろ?」


「一応この世界に戻す事は出来るけど、今行ったらもう一回死ぬでしょうね」

  

 でしょうね。さっきも言った通り全年齢対象では見せれないような形してたもんね。

 

「適当にそっちで決めといてくれ。俺は寝る」

 ちょうど昼寝の時間だったんだ。今寝ないと朝起きれなくなる。

「残念だけど、寝る時間無いわよ。もう決まったし」

 早いっすね。もうっすか。・・・・・・寝させろよ!マジ眠いんだよ!


「あなたが今から行く世界は、剣あり魔法ありのファンタジックな世界です。もちろん魔法も使えます」

 そりゃ良かったっすね。

「あなたの頭の中にその世界の情報入れておくから。じゃ、頑張ってきてね~」

「だが断る」

「レッツエンジョイ異世界ライフ!」

 死神さんがそう言うと、俺の足元に穴があいた。・・・・・・・・・は?穴?

 最初はゆっくりと、そして段々加速しつつ、俺は穴の中に落ちていった。

 ・・・・・・普通はテレポートとか使えんじゃねぇ?

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