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【完結】異世界転生してモンスターを倒してそこそこ成功したので故郷に帰ったら、幼なじみを奴隷として買う事になった  作者: よぎそーと
第2章

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34回 奴隷にやらせる町での仕事がだんだんと決まってきた、だいたいが屋内作業であるのは言うまでもない 4

 ミオにも出来るだけ同じような事をさせていきたかった。

 無理のない範囲で仕事をこなし、出来るだけ継続して作業を続けさせる。

 どのみち仕事をしなくてはならないなら、その方が良い。

 そうしていきながら、経験値を貯めてレベルを上げていってもらいたかった。



 モンスターだけでなく、仕事をこなす事でも経験値は手に入る。

 これによりレベルを上げる事が出来る。

 今も洗濯をした事でミオは経験値を得ている。

 すぐにレベルが上がるほどではないが、続けていればそのうち上がるだろう。



 幸い、継続的な仕事はある。

 レベルアップは問題なく出来るようになるだろう。

 そしてレベルが上がれば仕事も入ってくるようになる。

 タカヒロが求めてるのはそこだった。

 その為にも、出来るだけ長く作業が出来るようにしておきたかった。



 試しにサキの衣類を洗濯させたのも、そこを見極めるためである。

 仕事がどれだけ出来るかもそうだが、もう一つ確認しておきたい事があった。

 作業にかかる時間である。

 おおよその目安として、どの程度の時間がかかるかを知っておきたかった。

 それが分かれば、一日の作業量も掴めてくる。

 ミオにやらせる作業はこれを元に考えていくつもりだった。



「まあ、これなら一日にこんくらいかな」

「無理なくやるならそんなもんだね。

 洗濯して干して、とりこんでたたむまでやらなくちゃならないし。

 結局、午前中までに洗い終わってなくちゃならないから」

「結構手間だよな、洗濯ってのも」

 洗濯機があれば変わってくるのだろうが、手作業となるとどうしても限界が発生する。

「それと、水仕事だから手が荒れるよ。

 ちゃんと作業道具を用意してやんな」

「作業道具?」

 洗濯板やタライといったものではないのは何となく分かる。

 手荒れの防止には関係が無い。

 そんなタカヒロに、サキはこういった作業用の道具について教えた。



 後日、タカヒロはミオに水作業用の手袋と前掛けを与える事になる。

 水袋と同じ材質で出来た、水を通さない動物の皮を使ったものである。

 何かあった場合の交換用も含めて二つ用意した。

 水仕事をする者達はよく使ってるという。

 こういう物もあるのかと思いながら、タカヒロはミオに渡した。

 注文してからの加工になるので時間も金も少しばかりかかるが、これも必要な道具と思って割り切った。

 奴隷が働くのに必要な物を揃えるのも、所有者のつとめである。



 また、作業着として作務衣も提供。

 普段着で作業をするわけにもいかないから、これも用意した。

 こちらは注文せずとも売りに出されてるので即座に提供する事が出来た。

 なお、サキとの買い物では入手していなかったようで、

「こっちが頼まれたのは日用品。

 仕事の方までは聞いてなかったし、そこまで考えてたのかも分からなかったしね。

 余計な事して無駄を作るわけにもいかないじゃん」

というのが理由である。

 確かに、タカヒロも用意してるのにサキも購入してたら無駄が増える。

 変に気を利かせるよりは、何もしないでいる事の方がよっぽど理にかなっている。

 サキの行動はそういったものなので文句は無かった。

 むしろ、下手な事をされるよりはマシである。



(けど、俺の方が奴隷に奉仕してないか?)

 今のところはタカヒロの方からの持ち出しが多いのは確かである。

 ご奉仕は奴隷から受けるものだと思っていたが、現実はその逆な気がしてならない。

(まあ、これは仕事に必要だししょうがないか)

 言ってしまえば先行投資である……そう自分に言い聞かせて納得する事にした。

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