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【完結】異世界転生してモンスターを倒してそこそこ成功したので故郷に帰ったら、幼なじみを奴隷として買う事になった  作者: よぎそーと
第10章

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244回 参加してみれば予想外の事も起こっていった 4

 神社領に入るにあたり、求められる事は幾つかあった。

 まず、神主とそれに従う従者達。

 神職と呼ばれるこれらの受け入れ。

 当然だがこれが求められた。



 そして、こういった者達が住み込むための場所。

 ならびに神社の運営の為の社務所の建設。

 そして当然ながら、神社の建立。

 必要になる施設としてこれらを作らねばならなくなった。



 それと同時に神社領に入る集落や人間を記録していく事になる。

 神社が管理する戸籍のようなものが必要になるからだ。

 国から所属が変わるのだからどうしても把握しておかねばならない。

 ただ、信仰を強制するものではないので、誰もそれほど抵抗を示す事無く協力はしていった。



 神社領として必要なものを揃えていく。

 これらの費用や負担は、基本的にはタカヒロ達がもつ事になる。

 望んで神社領になっていくのだから当然であろう。

 最低限の初期投資としてこういった事は当然のように求められた。



 加えて、神社からの要請が加わっていく。

 神社は神社でやるべき事があり、それへの協力が求められる。

 指示や命令ではないのだが、これも神社領として認められるために必要な事ではある。

 それらは神社で行うことの手伝いであったり、同じ神社領における問題解決のための活動であったり。

 そう頻繁ではないが、近隣の掃除や少し壊れたあぜ道や用水路の修理であったり。

 特に難しくはないが、継続してやっておいた方が良い事を求められていく。

 近所のゴミ拾いなんてものもある。

 また、神社運営のために協力を求められる事もあった。

 建物の修繕や事務作業などの人手など。

 小さなものであるが奉仕活動として求められる事はあった。

 このあたりは必要経費として割り切らねばならなかった。



 また治安維持や防災、そして防衛については基本的に神社はあまり関与しない。

 神社の保全はするが、それらは基本的に現地の者達の責任で行う事になる。

 だからこそ税金というか奉納金が安くなる。

 何かあった時には、神社の者達がこれらの手助けに入る事はある。

 場合によっては統括して事にあたる事もある。

 しかし、基本的には神社領の者達の生活諸事に関わる事はほとんどない。

 神社はあくまで信仰対象であるというのが神社の立場である。

 そこから逸脱する事は神社自身が戒めている。



 負担は少ない代わりに、自分でやらねばならない事が多くなる。

 嫌でも自立を求められるのが神社領である事における最大の負担ではある。

 だが、どのみち自分達でどうにかせねばならない事ではある。

 もとより自主独立を求めていた、そうせざるえなかったタカヒロ達にとってはありがたいものである。



 諸々の全てを考えれば、タカヒロ達にとって神社領である事は利点の方が大きかった。

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