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【完結】異世界転生してモンスターを倒してそこそこ成功したので故郷に帰ったら、幼なじみを奴隷として買う事になった  作者: よぎそーと
第10章

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242回 参加してみれば予想外の事も起こっていった 2

 神社を維持運営するためには様々な物資も必要になる。

 これらを手に入れるために、各神社で物資の融通がはかれる事もあった。

 また、不測の事態が起こった場合の援助・救援の為の物資を送らねばならない事もある。

 そうした場合に、出入国の手続きを一々しているわけにもいかない。

 そこで神社間で物資のやりとりが行えるように、これらの輸送にもそれほどの手間がかからないようになってる。

 通商手形や交易手形、あるいは商業免許にあたるようなものを神社も発行していた。

 当然、国内の各領地間だけでなく、国の間すら比較的容易に通過出来るよういになってる。

 関税などは発生するが、通過が許可されないという事はほとんどない。

 巡礼を名目とした潜入工作などへの対策として出入禁止はある。

 だが、それも国同士の関係が悪化した場合の措置である。

 そうでなければ、人も物も出入りはかなり自由ではあった。



 このため、神社の境内や門前(鳥居前というべきか)では市が賑わう事も多い。

 比較的低額で様々なものが売りに出されるのでそれを求める者が集まってくる。

 そこから上がる利益が神社の運営費に用いられる事もある。

 意外と神社というのは流通においては大きな存在ではあった。



 神社領に加わる事で、この流れに乗る事が出来るようになる。

 様々な物が流れ込んでくるし、モンスターの核の買い手もやってくる。

 物が入ってくるので義勇兵の町に周辺の者達が売買に出向いても来る。

 今まで以上の賑わいを義勇兵の町は得る事になっていく。



 タカヒロ達にも恩恵はやってくる事になる。

 様々な果樹の株や苗を手に入れる事が出来るようにもなった。

 おかげで、果樹園の規模を拡大する事も出来るようになった。

 成長した子供達の従事する仕事を確保する事が出来るようになった。

 また、紙の原料となる植物なども手に入れる事が出来た。

 おかげで村を発展させる事も出来るようになった。



 いずれも神社領に加わってから時間が経過してからの事にはなる。

 しかし、それらをタカヒロ達はこれから得る事になる。

 神社の意向を考える必要もあるなどの面倒も出て来る事にはなる。

 だが、それでも得られる利益は思っていた以上に大きかった。



 なお、神社と一口に言ってるが、一つの信仰だけを扱ってるわけではない。

 その実態は別々の神々への信仰を持つ者達の集合体である。

 複数の神々を宿す多神教、というのとも少し違う。

 全く別の信仰団体、別々の神々(とそれを信奉する民族など)が集まってるものだ。

 それらが、不思議と大きな喧嘩するでもなく集まってるのが神社である。

 下手に教義などを主張しないからである。

 この為統一性はないが、おかげで一つの組織による独断独占のような事も発生しない。

 これが下手に高圧的で抑圧的な組織に成らずに済んでる原因かもしれない。

 少なくともタカヒロ達にとっては利点の方が大きく面倒は少なかった。

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