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始まりの朝 1

「ん~あぁー」


俺は盛大に欠伸をし、目覚めた。今、何時だ?そう思って、窓の外を見るとちょうど日が出始めているところだった。朝日に照らされて、草木が輝いていた。すると、部屋のドアをトントンとノックする音がした。


「はーい、今開けます。」


俺がドアを開けて、目の前にいたのは司祭さんだった。


「おはようございます、翔太様。」


「おはよう、司祭さん」


「朝食の用意が出来ましたので、お呼びにうかがいました。身支度が済みましたら、食堂の方へ行って下さい。」


「わかりました。」


俺は用意されていた服に着替え、顔を洗い終え、食堂に向かう前に美咲に会いに行くことにした。


「美咲、準備できたかー」


「うん、今終わったとこだよ。おはよう、お兄ちゃん!」


「おはよう、美咲」


俺たちがいっしょに向かった食堂には、もう既に沢山の人がいた。


「ここって、こんなに人がいたんだなぁー」


何気につぶやいた独り言だったが、意外にも返事が帰ってきた。


「ここには約3万人もの人々がいますよ、なんせ、ここは『地球防衛軍団、日本支部』ですから」


「「えぇー!ここって『地球防衛軍団の日本支部』だったんですかー!!」」


俺たち2人のセリフが見事にカブる。


「さようでございます。ここは世界各地にある『地球防衛軍団』の拠点の1つです。また、日本にあるいくつかの基地の本部でもあります。」


「つまり、ここを落とされたら日本は終わりってことですかー」


「そういうことになりますね。」


ということは俺たちは今、この地球においても重要な基地のうちの1つにいるわけだ。そんなわけで、これだけの人数がいるのも納得がいく。


「それはひとまず置いときまして、まずは朝食を召し上がって下さい。」


司祭さんが指さした先には、いろいろな食べ物がテーブルいっぱいにたくさん並べられていた。ホテルの朝食バイキング形式だ。俺を美咲はそれぞれ自分が食べたいものを好きなようにお皿にとって、空いていた2人がけの席に座った。ちなみに、俺は朝食はご飯派で美咲はパン派だからこのバイキング形式はありがたかった。


「やっぱ、うまいなぁ~ここの料理!」 


「そうだね~おいしいよねー!」


昨日の夕食でわかっていたが、ここの料理のおいしさを再確認した俺と美咲だった。


朝食を済ませ、部屋に戻る途中に司祭と出くわした。


「翔太様、美咲様、申し訳ないんてすが、わたくしは仕事の都合上、これからは翔太様と美咲様のお世話をすることが出来なくなりました。そこで、わたくしの後見人として彼女が翔太様と美咲様のお世話係となりました。」


司祭さんの隣を見ると、黒髪黒目のメイド服を着た美少女が立っていた。


「本日から翔太様と美咲様のお世話をさせていただく、青木香代あおきかよと申します。これからよろしくお願いします。」


「こちらこそ、よろしくね」


「(清楚だし、スタイルもいいし、メイドだし、ここの子めっちゃかわいいなぁ~)」


そんなことを思っていると、俺の隣からものすごい視線を感じたが、俺はこわくて隣を見ることができない。そのまま固まっていると、


「では、翔太様、美咲様、代表からお二人にお話しがあるそうなので、代表室まで案内します。」


なんとなく気まずい雰囲気だったから助かった。


「そういえば、代表とは会ってなかったな。というか朝までここが『地球防衛軍団 日本支部』だってこと知らなかったしー。てっきり、教会的な感じだと思ってたんだよー」


「お兄ちゃん、私もそれ思ってたー!司祭さんとしか話してなかったからー。」


「そうなんですか!佐々木司祭はああ見えて結構おっちょこちょいな所があるんですよねー。佐々木司祭が他にも説明し忘れているかも知れないですから、疑問に思ったことはなんでも聞いてくださいね。」


やっぱり青木さんは親切だった。そうこうしているうちに代表室に着いた。ドアをノックするとすぐに返事があった。


「どうぞ、お入りください。」


「「失礼します。」」


俺と美咲は部屋の中に入った。


「どうぞ、お座りください。」


「自分は『地球防衛軍団 日本支部』の代表をしております藤原圭介ふじわらけいすけと申します。皆さんから代表と呼ばれていますので、翔太君、美咲さんも代表と呼んで下さい。」


「わかりました。これからお世話になります岡野翔太です。」

「岡野美咲です。よろしくお願いします。」


代表は見た目は細身の中年のおじさんって感じだが、風格があり、服の上からでも鍛えられている体をしている細マッチョだった。


「こちらこそ、よろしくお願いします。この後、翔太君と美咲さんには実際に戦ってもらうことになると思うけど、その前に1つやってもらいたい事があって、今日はここに来てもらったんだよ。」


代表はなぜだかうっすらと笑みを浮かべていた。







読んでくださった方、本当にありがとうございます。


更新遅くなり読者の方本当にすいません。


戦闘場面を期待してくれている方もう少しの辛抱です。あと少しで戦闘場面を書けると思います。もうちょっと待ってて下さい。

テンプレ展開に今後なっていきます。


最近、本当に忙しく小説を書く時間がありません。あぁー早く続きを書きたい!


コメント受け付けています。



アドバイスや誤字脱字がありましたらどんどん言ってください。その他、感想なども書いていただけたら嬉しいです。



不定期ですが、できるだけ更新していきたいと思います。目安は1周間で最低でも1回以上は更新したいなぁー



これからよろしくお願いします!


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