初めての地球 1
「うぅー」「ここはどこだ?」
横を見ると隣に美咲が寝ていた。
「み、美咲大丈夫か!」
「う~ん?お兄ちゃん!?」
「そっかー、私たち変な穴に落ちちゃったんだっけ」
「どこか怪我してないか?」
「うん、大丈夫!」
美咲はなんともなかったようた、俺も無傷である。
「お兄ちゃん、ここはどこなの?」
辺りを見渡すと、そこは見たことがないものばかりある不思議な部屋だった。
「うーん・・・」
俺が返事に困っていると
「おぉー!目覚ましたか!」
そう言いながら近づいて来たおっさんがいた。
「あなたは?」
「わたくしは佐々木淳と申します。仕事は司祭をしております。」
「ここはどこなんですか?」
「ここは地球という星の日本という場所です。」
「地球??日本??」
「お兄ちゃん、聞いたことある?」
「いや、ないなぁー」
「それもそのはずです。こちらの世界はあなたがたがいた世界とは別の世界になります。簡単に言えば、『平行世界』です。」
「パ、『平行世界』だって!!」
「パ、『平行世界』ですって!!」
俺と美咲の声がハモった。
俺たちがもといた世界では今現在、『平行世界』はおそらくあるとされているが、まだ存在は確認されていない。
「それは置いておくとして、なぜ私たちをここへ呼んだのか説明していただけるかしら」
「はい、もちろんでございます。少々長くなりますので、食事でもしながらするといたしましょう。わたくしの後について来てください。」
ということで、俺たちは不思議な部屋を出て、司祭さんについていった。
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