プロローグ 3
「キーンコーン」「カーンコーン」
「あぁー疲れたー」
俺は午前の授業終了と同時に大きく伸びをしてそうつぶやいた。
「おいにちゃん!大変だよ!ちょっと来て!」
いきなり、教室のドアを開け、飛び込んきたのは美咲であった。
「美咲、なんかあったのか?」
「いいから、急いで!」
「おい、ち、ちょっと待ってて」
俺の抵抗も虚しく、俺は美咲に引っ張り出された。
「美咲、どこに行くんだよー」
「いいから、黙ってついてきて」
「・・・」
「・・・着いたわ」
周りを見渡すと、そこは校舎の裏にある、掃除用具用の倉庫の前だった。
「美咲、そろそろ事情を説明してくれよ」
「うーん、こういうのは説明するより実際に見てもらったほうがいいと思うの」
美咲はそう言って、倉庫の扉を開いて中に入った。
俺も美咲に続いて中に入る。
「な、なんだこれは!?」
俺は思わず声を上げてしまった。倉庫の中を見てみると床に黄金に輝く穴があいていたからだ。
「私が生徒会の仕事で、用具の点検に来てみたらこんなふうになってたのー。これって、ヤバいやつだよね?」
「そ、そうだな。とりあえず、先生に報告した方がいいぽいな」
「うん、じゃあ私、先生のところに行ってくる」
美咲が倉庫から出て行こうとした瞬間、
倉庫の床がぐにゃりと歪んだ。
「どうなっているだ!?」
「なにが起こっているの!?」
俺と美咲はわけがわからず、パニック状態になっていた。
「きゃー」「うゎー」
そして、足を滑らせら黄金に輝く穴へと吸い込まてしまった・・・。
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