プロローグ 2
「国立グレゴリー高校」
それは各地方の優秀な人物のみが入学を許される学校である。つまり、この学校に通っている全員がエリートだとうことだ。この学校を卒業した生徒には有望な将来が約束されている。しかし、いつの時代も例外というものは存在するものだ。この学校おいて、例外とは俺のことだ。優秀な人物ばかりがいるこの学校で遅刻しそうになるものはいない。ただ1人を除いては・・・
「キーンコーン、カーンコーン」
「はぁー、はぁー」 「危なかったぜー」
俺は息を切らしならがチャイムと同時に自分の席に着席した。
「もう、岡野くん遅刻ギリギリじゃないの!」
「もう少し早く来れないのかなぁー」
そう言って来たのは、俺の席の隣の福井舞だ。福井舞は定期試験の結果がいつもトップ10入りしている。この学校が誇る有数の超優等生だ。 そんな、彼女とは去年も今年も同じクラスだ。彼女はなにかと面倒見がよく、去年は同じクラスだった、劣等生ある俺に勉強などを親切に教えてくれた。そんなわけで福井舞と俺は結構親しい間柄である。
「しょうがないだろ、いろいろとあったんだから」
「もう、いつもそんな事言ってー」
「やろうとしないから出来ないだけで、やれば出来る子だよね、岡野くんは。だから明日からはもう少し早く登校してよね!」
「へぇーいー」
俺と福井がそんな会話していると、先生が教室に入って来た。
「皆さん、おはようございます。」
「「おはようございます。」」
「では、前回の続きから授業を始めます。」
こうして、学校での1日が始まる。俺はこの日、いつも通りの俺の日常が変わってしまうことを知るよしもなかった・・・
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