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公園での出来事 1



「おー-い!美咲どこだー!いたら返事をしてくれー」



俺は美咲の姿を思い浮かべながら美咲を探して公園内を走り回りを辺りを見渡す。すれ違った人たちは興味深げに俺の方へ視線を向けてくるが、今の俺にはそんなこと気にしてはいられない。


この公園内には子供からお年寄りまで幅広い年齢層の人々がいる。けれどもその中で一番多いのが若者のカップルだ。ここはちょっとしたデートスポットになっているらしい。また基地の近くにあるため軍人の姿も目立つ。


「(おっ!あれは・・・美咲じゃない。あそこにいるのは・・・美咲。じゃないな。ほんと、どこにいるんだー。やっぱり、誰かに連れ去られたのか・・・)」



千葉少佐は軍人の中に俺たちのことよく思ってない人々もいるって言ってから、軍の関係者があやしいと思うのだけれど、ここ基地の近くだから軍の関係者多いからなー。どいつがあやしいのか見分けるのは至難の業だよなー。それに俺たちとは関係のない奴の可能性もあるし。どうしたらいいんだよ・・・。


俺の額から嫌な汗の滴か頬を伝い地面にぽたんと落ちた。その瞬間、俺の脳内に雷がはしったかのように名案がひらめいた。




▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽



「お兄ちゃん、私もうお腹いっぱいで食べられないよ。はい、これ食べて」


「もー。美咲はしょうがないんだから。俺だってもうお腹いっぱいなんだけどな」


私が差し出したリンゴ飴をお兄ちゃんはそこし嫌がりながも食べてくれた。


「う~ん。やっぱ、うまいな地球の食べ物は。これだからついつい食べ過ぎちゃたんだよな」


「そうだね。この公園の屋台たくさんまわったけど、どれもおいしかったよね。ほんと困っちゃうわ。私、地球に来てから絶対体重増えてるよ」


「そうか?俺には全然変わってないと思うよ」


「そうかな?それならいいんだけどね」


私はふと腕時計の時間を見るとかなりの時間が過ぎていたことに気が付いた。空を見上げてみると日がだいぶ傾いていた。もうすぐ夕焼けが見られるだろう。


「お兄ちゃん、そろそろ帰ろうか。」


「そうだな、もう十分満喫したしな。久しぶりに美咲とゆっくりすごせたし」


私とお兄ちゃんは基地へ向かって歩き出した。道の両側にはケヤキの木々が植えられ、ところどころにあるベンチの傍には色とりどりの花が植えられている花壇がある。ただ歩くだけでリラクッスでき気持ちがよくなる場所だし、また来たいなぁ~と思っていると、前の方にお手洗いがあるの見えた。見つけてしまうと急に尿意がこみあげてくるのが女の子というものである。



「あのーお兄ちゃん、ちょっとお手洗いに行ってきてもいいかな」


「おう、いいぜ。俺はあそこにあるベンチに座って待ってるから」




「(・・・あーすっきりした)」


私がお手洗いから出ると後ろからいきなり声をかけられた。


「あのーすいませんー!」


びっくりしたのでおもわず振り返ると目の前には一人の女性の姿が。そしていきなり口にタオルのようなものをおしつけて来た。やばいと思った瞬間には気絶させられてしまっていた



目を覚ますとそこは薄暗い場所だった。視界のなかには窓は見渡らず天井には一つ電球があるのみ、ドアは1つだった。それよりもまず重要なのが今の私の状態である。口、手、足をロープで縛られていて、なおかつ椅子にも手、足、胴の部分が巻きつけられており完全に拘束されていいる。そのため声を出して助けを呼ぶことことも出来なし、声を出すことが出来ないか詠唱も出来ず私の得意な魔法もつかえない。


しかし、私は意外にも落ち着いていた。なぜなら、この世界のは詠唱魔法の他に無詠唱魔法というのが存在する。無詠唱魔法は習得が難しいとされ誰でも使えるわけでなく魔法の才能がなければならない。たとえ魔法の才能があっても長い年月がかかるとされている私のような年齢で使えるひとはまずいまいだろう。しかし私はなんっていたって魔法師(マジックマスター)である。無詠唱魔法は数年で習得できてしまっていた。私をさらった奴らは私が無詠唱魔法を使うとは思ってもいないだろう。だから私は余裕でいられたのである。


「(さぁーてと。私をさらった奴らどうしてくれようか。まぁそれはあとでゆっくり考えるとして、とりあえず脱出し・・・。い、いった!!なんなのよこれ!)」


私が無詠唱魔法を使うため集中し始めた瞬間かあたまのなかにガンガン音が鳴り響いてきた。この状態だとさすがの私でも無詠唱魔法はつかえない。


その時、ドアを開けて一人の女が入ってきた











読んでくださった方、本当にありがとうございます。


まずは更新が遅くなりましたことをここよりお詫び申し上げいたします。読者のみなさん本当にすいません。


リアルで体調を崩して寝込んでいたのと、いろいろとやらなければまらないことが重なり大変でした。


えー、今回の回で美咲の行方が分かりましたね。美咲大ピンチですね。翔太の名案が気になるところですが次回をお楽しみに!


今回、初めて美咲視点で物語をみました。


コメント受け付けています。


アドバイスや誤字脱字がありましたらどんどん言ってください。その他、感想なども書いていただけたら嬉しいです。



不定期ですが、できるだけ更新していきたいと思います。目安は1周間で最低でも1回以上は更新したいなぁー



これからよろしくお願いします!

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