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宇宙人に恋してる  作者: 02369385


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9/9

列車と宇宙人の組み合わせは萌える

▽▲▽▲▽▲


『こちら宇宙連邦船内』から帰って来て半日経った。


だが、どうしてもルイとのことが頭から離れないので、シロリアンに相談することにした。

VR空間で起こったことを説明する。

しなくても彼もデータとして知っているはずだが、頭を整理するために説明してから自分の考えを伝えた。


「そもそもルイさんはイケメンだし、シリウス星人ってだけでモテそうなんだから、もっと別の人と付き合えばいいと思うんだよね。」


そう言う私に、シロリアンは言う。


「恋に条件はあまり意味がないです。

好きだから好きなんだと思います。」


「まあそうだよね。」


というかもし、自分がすごい美人だろうがプレアデス星人様が好きなの止められないしな。

相談しておいて何だが、ルイへの言葉はこちらに全部跳ね返ってくる。


「そもそもルイさんって私のどこが好きなの?

宇宙人オタクってだけで特に変わった所ないよ?」


「分かりません。直接聞いてみたら答えて下さると思います。」


シロリアンに言われるが、聞いたらものすごく気まずくなるのが目に見える。

理由を言われたとしても何とも出来ないし。




というかそもそも何で私はプレアデス星人を好きになったんだろうと思った。

記憶をたどってみることにする。




たしか3才か4才くらいのころだ。

各国が宇宙人との交流を公にしたころで、TVのニュースでは色々な異星人とのインタビューが報道されていた。

その中でプレアデス星人とのインタビューというものがあった。

名前は忘れてしまったが、そのプレアデス様はキラキラして眩しくて観ていて幸せな気持ちになった。

何故いつかこの人たちと付き合うんだと思っていた。


そこからだ、プレアデスオタクが始まったのは。

あーもうムリですな沼というか人生だわ。

他人にはこんな沼の天国と地獄を味わわせたくない。

ルイには悪いがもう連絡も会うのも止めようと思った。

浅瀬の沼なら何とか這い出ることも出来るだろう。応援してます頑張って下さい。


▲▽▲▽▲▽




流れている景色が美しい車窓が、目の前にある。



私と球体のシロリアンは今、新幹線の中にいた。

VRではないリアルな現実の寝台特急だ。


何でかというと、いつもお世話になっている彼、AIシロリアンを労うためだ。

これはカンだが、『こちら宇宙連邦船内』から帰って来てから機嫌が悪い気がする。

愚痴に付き合わせたせいかもしれない。

もう5年の付き合いだが、電車や新幹線を好きなことは分かっているので、旅行に出たと言うわけだ。


ここは個室でベットとシャワー室があり、大きな車窓がある。

もう過去にも行ける時代だが、こうゆうのも味があっていい。


私は外を眺めているが、その白い球体はずっとふよふよ室内を上下左右に移動している。

きっとテンションが上がってるんだと思う。

そう思っていたら近寄って来てこう言われた。


「眠いですか?」


その通りだ。

最近不安で…じゃなくて、

『AIロボのほたるちゃん』の配信にはまってしまって寝不足なのだ。


妙に癖になる配信系動画で、ツンデレの女性型AIロボットのほたるちゃんと、リアルに付き合っている男性のヤザワさんの関係性が面白くてしょうがない。


特に面白かったのは小太りだったヤザワさんが企画でシュッと痩せて、配信を観た視聴者さんに告白されるが、

「自分、ほたたんしか見えてないのでごめんなさい。」

と振ったり。

ヤザワさんがほたるちゃんへの愛を歌にして熱唱したりした動画だった。


もうすぐしたら『AIロボのほたるちゃんwithヤザワcooking』なるものも配信するらしい。


「ほどほどにして下さいね。」


私の脳内チップと連携しているので感情を読まれ、注意された。

なので彼自身の機嫌を取るための旅行なのもバレているはずだが、何も言って来なかった。

理由はどうあれ、新幹線に乗れるならそれはそれでいいと判断したのかもしれない。


こちらの感情は読み取られるのに、AIの考えはチップでは読み取れない。

まあ仮に情報が入って来ても、高等過ぎてこちらの脳では処理出来ないかもしれないけど。

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