VRのアバターでも好きな人がリアルな馬になって来たら驚く
いつも読んで下さってありがとうございます。
今回は生まれ変わり、スターシードの話しを含みます。
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私は黒い馬のアバターになっていた。
プレデアス星人も好きだが、馬も好き。
なのでリアルな動物の馬にした。
でもこのアバターはいつも使っているものではない。
このために作った別アカウントのものだった。
何でかと言うともしルイと気まずくなって連絡を絶ったとする、
でVR空間でばったり会っても普段使ってるアバターは別アカだし、人型だし、気づかれない。
完璧だ。
馬なので動かすにはコツがいるみたいだがそれも大丈夫。
出来るだけ自然な動きにAIが出力してくれるみたいだ。
もうすぐ待ち合わせ時間なのでVR空間『こちら宇宙連邦船内』に入って行った。
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そこは船内というかほぼコロニーみたいになっていて、天井が巨大な半円のガラスであり、宇宙空間が見えている。
内部は自然が多く床が芝生になっている。大き目な公園のような感じだ。
辺りにはバケツをひっくり返したような型の椅子が、50くらいバラバラと配置されている。
どんどんアバターが出現していた。
ルイは何処だろう?
私がキョロキョロしていると後ろから声がした。
「アリアさんですか?」
「うあー!」
急に呼ばれたのでびっくりして叫んでしまった。
振り向くとルイがいた。
彼は自分の体をそのまま投影している。声も変えてないみたいだった。
「ルイさんすみません、後ろにいたので驚いちゃって。」
そんな私にまったく気にしてない様子で
「こちらこそすみません。
馬ですがアリアさんだと動きですぐ分かりました。」
と言われた。
え?リアル馬からも滲み出るほど私の動きって変わってるのだろうか?
「早く座りましょう。もうすぐ始まりますよ。」
とパカパカと彼に誘導されて手近な場所を探した。
「ここにしましょう。」
指し示めされた付近の椅子に座った。
いや、座ってしまった。
そう私は今、馬のアバターなのだ。
歩きは二足から四足に変換出来ているみたいだが、椅子に座るモーションはそのまま馬のお尻で上体を起こした感じになっていた。
「ブハッ。」
と近くに座っているアバターが吹き出した。
それは茶色の大きなテディベアのアバターで目が赤のボタンになっている。
「気にしなくていいですよ。
別の場所に行きましょう。」
ルイは私を気使って移動しようと提案する。
が、そのテディベアが
「イヤイヤ、笑ってすいません。」
手を合わせ頭を下げて謝っている。
これが地声なら男性みたいだ。
悪い人じゃなさそうなのでさっき座った椅子の隣の芝生に香箱座りをした。
ルイは私が先ほど座った椅子にテディベアを軽くにらみながら座る。
イベントが始まった。
司会進行役らしき人が広場の中央辺りに現れてお辞儀をした。
半魚人をデフォルメしたような男性アバターでタキシードを着ている。
彼が話し出した。
「皆様お集まりいただきありがとうございます。今回のイベントは
『宇宙人は人間として生まれ変わるのか?』というものです。
なので生まれ変わりというセンシティブな話しであることをまずお伝えいたします。」
生まれ変わりか、と思った。
地球へ来ている宇宙人の話しだと宇宙人の魂は生まれ変わり人間になっている。
それをスターシードとも呼ぶとは聞いたことがあった。
しかし生まれ変わっていたとしても人間の体と記憶で今まで生きていたら、結局人間なんじゃない?
と私はずっと思っているし、多分今後もそう思うと思う。
魚男が話しを続けた。
「今回はオリオン星人の生まれ変わりの方をお呼びしています。ブラウンさんです。どうぞ!」
すると先ほどのテディベアの人がスッと立ち歩き出した。
そして中央に来て話し始める。
「どーも。ブラウンです。今はクマのアバターですが現実では人間です。」
クマさんは元宇宙人だった。




