表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
宇宙人に恋してる  作者: 02369385


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

4/6

2050年東京の散歩

昨日カフェでルイと別れてから私は思った。

プレデアス星人様には手は届きそうもないが、好きであるのことも絶対辞められない。

しかしこのままだとただ考え過ぎてしまうのでリアルで運動しよう、と。


▽▲▽▲▽▲


am10時スニーカーで都心を歩く、有酸素運動などではない、普段と同じでゆっくりと歩く。

目的地もない。

都心は入り組んでいるので狭くて遠い。

長い散歩みたいなものだ。


今、2050年は20年くらい前から見たら建物も不思議な物が多いと思う。

もちろん東◯タワーもあるし、ス◯イツリーもある。

ただ全体のマンションなどが丸っぽい流線型が多いし、とにかく緑が多いから空気がいい。

そして一昔に比べて人がいない。

田舎?じゃないよな東◯タワーあるし。

という感じだ。


みんな、特に若い人はVRが現実だと思っていて外に出ない。

私みたいなのは特殊だ。


そして軒並みに出生率も下がっていた。

それはそうだ、直接会わないんだから。

そもそも人間はそんなにいらないというのが世間の常識になりつつある。

AIが働いてくれてるので生活水準は昔より高いし、科学技術も発展して家から人が出ないなら地球環境にもやさしい。


ふと、そもそも昨日会ったルイは何者だったんだろうと思った。

よく考えたらコーヒーを飲んでいた。

カスタムなど出来るのかもしれないが、AIにそんな機能なんてあるのだろうか?

じゃあ人間か本当に宇宙人?

今度調べてみようと思っていると


「すみません、ス◯イツリーはどう行けばいいか教えていただけませんか?」


と声をかけられた。

道を聞くなんて今時超ご年配の方ぐらいだ。

振り向くと



そこには身長1mくらいのグレイ型宇宙人がいた。



えっ!

ああ、AIロボのアバター?

うん本物の確率の方が低そうだしそうだよね。

私は手のひらを前に軽く出して大きめの声で言った。


「知りません。」


これは本当だ。

目的地があれば行くルートしか調べないし、今は歩いていただけなのでどう行ったら着くかはよく分からない。

しかもそもそもここから大きめにス◯イツリーは見えている。

自分で探せばそのうちたどり着くだろう。

こちらは超善人ではないし、案内AIロボではない。


家に帰ることにした。


▽▲▽▲▽▲


「シロリアンさんただいま。」


「おかえりなさい。」


家に帰るとバレーボール大の球体が空間に浮いて迎えてくれる。

ただの散歩なのに外はやっぱり疲れる。

AIロボの白くて丸い『シロリアン』は小さめな2つの目でこちらを見ながら、ふよふよと私の周りを回ってさらに聞く。


「洗浄しますか?」


「入ろうかな。」


外から帰ってきたら全身洗浄は基本だ。

私は洗浄ケースに入った。

形は人が入れるくらいの楕円形の物体でそこに入ると温水と波動で汚れを落とす。

そして温風と波動で水気を取る。

これが2、3分で終わる。

お風呂に入っていた時とは早さが段違いだし、さらにキレイになる。

しかも服ごと入ってOKで服もついでにキレイになる。

ありがとう発明してくれた人、いやAIが発明したんだったか?

とにかくありがとうと思いながらホカホカと出て椅子に座った。

シロリアンがふよふよと近づいて話しかけて来る。


「お疲れですか?」


「結構歩いたからね。いつもありがとう。」


外出時に持っていたAIの端末とこのシロリアンとは常に繋がっている。

端末はシロリアンの分身みたいなものなので、私の中のチップと連動して外で起きたことも、こちらの肉体や精神の状態も全部彼には伝わっている。


さっぱりしたのでニュースを観ることにした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ