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EVOLVE〜エヴォルブ〜 Season8 ― あリがとうの波紋 ―小さな会社の大きなアップデート ― 日常に寄り添う設計 ―  作者: 柊梟環
EVOLVE〜エヴォルブ〜 Season8 ― あリがとうの波紋 ―小さな会社の大きなアップデート ― 日常に寄り添う設計 ―
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第1章 依頼 ― オンラインショップを作りたい

新しい依頼がアークシステムズに届く。

それは、文具を扱う会社からの少し不思議なお願い――

「人の温かさを感じるオンラインショップを作りたい」。

3人の新しい挑戦が、静かに始まります。

[アークシステムズ・オフィス/午前9時]


朝の光が差し込むオフィス。

コーヒーの香りが漂う中、なぎがモニターをのぞき込みながら言った。


しゅう先輩、新規の案件入りました。“株式会社ミライ事務用品”って会社です」


「ミライ事務用品? 名前がいいな。“ミライ”か。」


「事務用品……。かわいい文具とか扱ってる会社ですか?」


「ですね。FAXと電話が主な受注方法らしくて、

 “そろそろオンライン化したい”って依頼です。」


「なるほど。ECサイトの開発ってことか。」


「はい。でも――」

凪はモニターを見つめながら、少し眉を寄せた。

「担当の方のメールに、“人の温かさをなくしたくない”って書かれてて。」


「……やさしい人なんですね。」


「システムを便利にしても、人が遠くなっちゃうのは寂しいからな。」

柊はコーヒーを一口飲み、いつもの柔らかな声で続けた。

「よし、今回は“あたたかいECサイト”を作ろう。

 ただの通販じゃなく、“人と文具がつながる場所”だ。」


「“あたたかいECサイト”……いいですね。」

凪が少し笑って、メモを取る。

その動きは、どこか楽しそうだった。


「文具って、手に取るだけでなんかぽかぽかしますよね。

 使う人の気持ちまで明るくなるというか……」


「うん。そんなサイトにしたいな。」


モニターに表示された“ミライ事務用品”のロゴ。

そこに添えられていたのは、手書き風の小さな文字。


 > “あなたの手元に、やさしさを届けたい。”



――アークシステムズ、次の挑戦が始まろうとしていた。

“便利”の中に“優しさ”をどう残すか。

凪くんの目が少しだけ真剣になった瞬間でした。

次回は、ミライ事務用品の現場へ。

文具の香りと、人のぬくもりが詰まった場所でのお話です。

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