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第14話 勧誘【インウィディア・旧王都】

 チラチラと瞬く光の枝に照らされた地下室が暗澹(あんたん)とした空気に支配される中、ユグルタが沈痛な面持ちで口を開く。


「……こんなときに、このようなことを依頼するのは私としても非常に心苦しい。だが、君にしか頼めないことがある。どうか彼女の、英雄パリオネの仇を討ってはくれないだろうか」


 リメアは棺桶に刺さった視線を引き抜くように振り返り、ユグルタの言葉をそのままなぞる。


「かたき……? パリオネの……?」

 

 ユグルタは静かに頷いた。

 リメアは眉尻を下げながら目を少し泳がせる。

 リメアにとってパリオネは初めて出会った自身と肩を並べるほどの

存在であり、その強さはリメアの両目に強く焼き付いていた。

 魔物に対しても、人に対しても非常に高い戦闘力を誇り、怪我すら再生していた。

 レベルも測定上限で冒険者たちからも認められていて、魔王を倒したのもパリオネだと聞いている。


(パリオネが死んじゃったって事実を、空の棺桶を見ただけで受け入れろなんて……そんなこと……)


 到底できないよ、という目をユグルタに向けると、彼は眉間のシワをより深くしながら言葉を重ねる。

 

「これは極秘事項なのだが、ギルドは発足以来、裏でとある魔物を追い続けていた。彼女を殺したのは間違いなく、その魔物だと断定している」

「……パリオネが勝てないくらい強い魔物がいるの?」

「ああ」

「魔王よりも、強いってこと?」

「……ある意味、魔王よりも厄介だ」

「そんな……。棺が空っぽなのも、その魔物のせい?」

「そうだ。その魔物は非常に狡猾だ。どれほど準備をしても、こちらの裏をかいてくる。こんなことを私の口から言うのも情けないが、歴史上、我々の対応は後手に回ってきた。だが今回は君がいる。だから次こそはギルドの悲願を……」


 ユグルタが熱のこもった眼差しでリメアを見つめたその時、地下室の扉が勢いよく開いた。

 転がり込んできたのは、赤い制服に身を包んだ男性。

 災害対策ギルドの職員だった。


「ギルドマスター、ここにおられましたか。緊急事態です!」


 ユグルタは肩越しに職員へ顔を向ける。

 職員は部屋の空気を察したのか、あっ、と小さく声を上げた。


「構わん、そのまま報告せよ」

「はっ! ギルドの水位観測システムが異常値を観測! かつてない速度で地下水が遥か南の地、サクスムスピナ付近に集まっています!」

「なんだと!?」


 今まで平静を保っていたユグルタの横顔に驚きが広がる。


「まさか……いくらなんでも早すぎる。こんなことはギルド発足以来初めてだ……!」

 

 空気がひりつき、2人の焦燥が離れているリメアにまで伝わってきた。


「観測ミスの可能性は? 機材に問題はなかったのか?」

「ええ。職員一同、当初は観測結果を疑いました。ですが、観測員が再チェックしても、計器を調べても異常は見られませんでした」

「となると……」

「……ええ」


 職員はユグルタ越しにパリオネの棺桶を見て表情を曇らせる。

 そして悔しさを滲ませながら俯き、はっきりと宣言したのだった。


 

「魔王が……現れました……!」


 

 数秒の沈黙の後、リメアの口から声が漏れた。


「ま……おう……?」

 

 耳を疑った。

 ギルド職員は今しがた、魔王が現れたと確かに言った。

 リメアはひどく混乱しながら、状況を整理する。


(パリオネと初めて会った時、魔王討伐遠征の帰り道って言ってたよね……? そうだよね?)


 ギルド本部に到着した後、災害対策ギルドの職員にも報告もしていたはず。

 

(嘘……魔王って、倒せば終わりじゃないの……?)


 かつて宇宙船で遊んだことのあるゲームや映画の世界では、魔王は最後に現れる敵。倒せば世界に平和が訪れ、勇者は祝福されて物語はフィナーレを迎えるのが定番だ。

 だが、目の前で起こっている現実はどんなシナリオとも異なっている。

 英雄は消え、新たな魔王が現れた。

 ユグルタや職員の切迫した態度を見る限り、疑う余地はない。


「おちおちしている時間はないな。セレモニーを前倒しし、新しい英雄の実戦投入を進めるしかない、か……」

 

 ユグルタは苦々しい顔で、唇を噛み締めながらため息をつく。


「新しい、英雄……」


 リメアはその言葉を聞いた途端、殴られたような衝撃を覚え後退りした。

 ユグルタたちにそのつもりはなかったかもしれないが、行き来する言葉の端々に戦いを前にした僅かな高揚感のようなものが滲んでいる。

 その光景を目の当たりにして、言葉にできない嫌悪感がこみ上げてきた。


(さっきまで、さっきまであんなに辛そうにパリオネの話をしてたのに……もう新しい英雄って……)


 脳裏に旧王都の酒場での一幕が蘇る。

 人々は新たな英雄の登場を知り歓声を上げていた。

 パリオネの死に無遠慮とも取れる彼らの姿が、ユグルタとギルド職員に重なる。

 それは大事なことが抜け落ちた、上っ面のやりとりに見えて仕方がなかった。

 リメアは目を見張りながら、無意識に呟く。

 

「これじゃあまるで、子どもたちの……」


 英雄ごっこと一緒じゃない、と言いかけて、悪寒が背筋をぞわりと駆け上がった。

 アーヴィの台詞が、頭の中で繰り返される。


『ま、子供の遊びはそもそも大人の真似事って言うしな』


 リメアはゆっくりと視界を隣へとずらしていく。


(まさか……)


 心臓が嫌な速度で胸を叩いていた。

 顎に手を当て考え込む素振りを見せていた少年は、視線に気がつき顔を上げる。

 

「ん? どうした?」

「ねぇ、アーヴィ。もしかして、ぜんぶ……ぜんぶ知っていたの……?」

「…………それは、パリオネについてか? それとも……英雄と魔王についてか?」

 

 アーヴィは驚いた様子もなく、至って冷静に淡々と聞き返してきた。

 それを聞いた途端、心臓の鼓動は更に早くなる。

 思考が感情とともに加速する。


(やっぱり知ってたんだ……。アーヴィはわたしの知らないところでずっとこの星について調べてた。だから、英雄や魔王のことだってずっと前から気づいてたんだ。いつから? 旧王都についてから? ううん、アーヴィのことだから、パリオネと会った頃にはもう知ってたのかも……)

 

 強烈なショックを受けたと同時に、ふつふつと怒りが込み上げてくる。

 リメアはつかつかとアーヴィに詰め寄り、袖を強く引っ張った。


「どうして、教えてくれなかったの……? 知ってたら、知ってたらわたし、わたし……!」

「落ち着けリメア。俺も把握したのはついこの前。今やっとこの現状を見て確証を持てたんだ。リメアと立場はそう変わらねぇよ」

「でも……! 知ったときにすぐ教えてくれていたら!」


 悔しさを言葉に乗せて叩きつける。

 それでもアーヴィは動じず、こちらをじっと見つめ返してきた。


「じゃあ知ったその日に伝えたとして、リメアに何ができたって言うんだ?」

「……っ!」

「冷静になれよ。俺も人づてに英雄と魔王の世代交代については聞いていたが、それがどうやって行われるかは知らなかったんだ。パリオネを殺した魔物についても初耳だった。そんな確証のない話をリメアにしたら、さっきみたいに飛び出して行くに決まってる。そうだろ?」

「…………」


 反論できずにリメアは口を閉じ、その代わりと言わんばかりに少年を睨みつける。


(アーヴィの、アーヴィの言う通りだよ。言う通りだけどさ……!)


 まるで見透かされているようで、余計に腹立たしかった。

 子供扱いされている、という感情と彼の判断にしぶしぶ頷いてしまう理性的な自分。

 その両方が憎らしかった。

 善意で設けられた大人と子供の境界線。

 それが今、はっきりと目の前に引かれていた。


「混乱するのは分かるがよ、今できることはだ」


 アーヴィは顎をしゃくり、事務的な会話を続けているユグルタたちを指し示す。


「俺なんかよりもずっと、多くを知っているあいつに話を聞くことだ」


 言われるがままそちらへと目を向けると、ユグルタが背負うギルド旗の紋章と目があった。

 18もの旗を中心に、見ているだけでこんがらがりそうな複雑な幾何学模様の刺繍が編まれている。


(わたしは……このギルドのことについても、ぜんぜん分かってない……。ずっと近くにいたはずなのに……)


 ひとりリメアが奥歯を噛み締めていると、ちょうど指示を終えたのか、ユグルタは厳しい表情で職員を下がらせた。

 軽く会釈をして去っていく職員を見送り、徐ろにリメアたちへと体を向ける。目頭を押さえつつ、深いため息をこぼしながら。

 

「すまない。状況が変わった。手短に要件を言わせてもらう」


 ユグルタは顔を上げると、差し迫った表情でこちらを見つめてきた。

 

「ディア。君の実力を見込んで、頼みがある」

「わたしに……?」

「そうだ。デュオナッソ及びドラゴンの単騎討伐、Sクラス冒険者マッシモと力比べで勝利。さらに前英雄パリオネの弟子とくれば、ギルドとしてその戦力を見過ごすことはできない」


 ユグルタは一瞬躊躇うように目線を泳がせた後、頭を軽く下げた。


「どうかその力を……新しい魔王の討伐に貸してほしい。一冒険者として、ギルドの旗のもとに」

「……ちょっと待った」


 横で話を聞いていたアーヴィが突然割って入る。


「あんたがどんだけ偉い立場なのか知らねぇが、こいつはまだガキだぞ。魔王討伐って……そんなホイホイ危険地帯に送り込むなんざ、違法な児童労働も真っ青な所業だ。正気か?」

「前線で戦えと言っているのではない。サポートを頼みたいのだ。前英雄の戦いを間近で見ていた者として、な。戦いに赴く新しい英雄は英雄になってからまだ日が浅い。戦線復帰までのブランクもあると聞く。無論英雄に頼り切るわけではなく、ギルドとして用意できる最高の戦力は整える手筈だ。ディア君には前英雄の、パリオネの意思を、継いで欲しいのだ」

「パリオネの、意思……」


 アーヴィのガキという発言にカチンと来たリメアだったが、ユグルタから差し伸べられた手とパリオネの名前を聞いて思いとどまる。

 素直に頷こうとしたところで、アーヴィが怒りを露わに牙を剥いた。


「おい、話を勝手に進めるな。聞いてりゃ御託をペラペラ並べやがって。こっちがリスクを追うメリットはなんだ。俺達は別に英雄を目指しているわけでも、ギルドに貢献したいわけでもねぇ。危険を冒す理由がパリオネの意思を継げだ? それはギルドの都合を押し付けてるだけなんじゃねぇのか?」


 ユグルタはゆっくりと瞬きし、アーヴィを鋭い目つきで突き刺した。


「君たちのことは既に各方面から情報が集まっている。マルギナリスの少女を助けるために奔走していること、薬師ロトンダの難題に振り回されていること。……そして、赤目の君が、旧王都を嗅ぎ回り、ギルドと私に関する情報を集めていることもな」

「な……っ!」


 アーヴィの息を呑む音が、聞こえた気がした。

 リメアはちらり、と目だけを動かしてその表情を伺う。

 必死に隠しているつもりかも知れないが、少なくない時間を彼と共に過ごしたリメアには分かった。

 

(珍しい……アーヴィが痛いところを突かれたって顔してる……!)


 極めて平静を装ってはいたが、吊り上げた口角がやや不自然に見える。

 対しユグルタはまるで動じていない。

 アーヴィは虚勢を張ってはいるものの、旗色はリメアから見ても悪いとしか言いようがなかった。

 その表情を見て、ちょっぴり胸がすく感覚があった。

 同時にリメアは思い直す。


(でもこのユグルタって人、油断できないかも……!)


 小首を傾げてアーヴィの発言を待つユグルタの態度は余裕に満ちており、この星における絶対的な権力の差を如実に物語っていた。

 先ほどリメアに頭を垂れていたときとは威圧感がまるで違う。

 癪だったが、先程安直にその手を取らなくて正解だったとリメアは警戒心を強めた。

 時間にしてわずか数秒後、テンポが良いとはいえない速度でアーヴィが苦し紛れに切り返す。

 

「……へぇ。懐柔の次は脅しか? 最初から俺達に選択肢はないとでも?」

「いいや。そんなことはない。あくまでもこちらからの頼みだ。断られたとしても、牢に繋いだりなどしない。流石にギルドの登録は規定に基づき抹消させてもらうが」

「……」


 両者は沈黙し、目線だけが交差している。

 まるで言葉を介さずに、互いの懐を探り合っているように見えた。

 ほどなくして先に口を開いたのは、腕を組み顎に手を当てたユグルタだった。

 

「ふむ、そうだな……協力の見返りとして相応の対価を支払うと言ったら、どうだろうか? ドラゴン討伐とは比にならない額だ。当面の活動資金としては申し分なく、安宿に泊まる必要も、場末の酒場で節約する必要もなくなる」

「金なら特段困っちゃいねぇ!」


 間髪入れずに返したアーヴィに対し、ユグルタは鼻を鳴らすと口の端を釣り上げた。


「それではこうしよう。協力を条件にギルドを代表して、ロトンダに便宜を図るというのはどうだ。プライベートで対談の場を設け、君たちの質問に誠心誠意答えることを誓おう。あとはそうだな。ギルドに偽名を使って登録をしたことも、目をつぶろうではないか、ディア……改めリメア君?」


 どうだね、とユグルタはリメアに目を向ける。

 リメアは突然の名指しに舌を巻いた。


「ぜんぶ、バレちゃってる……! ねぇどうしよう、アーヴィ」


 アーヴィは目を床に落とし、顎に手を当て思考を巡らせている。

 いつもの余裕は見られず、表情は真剣そのもの。リメアの声すら聞こえていない。

 ユグルタの提案に乗るかどうかを、本気で考えているのだとすぐ分かった。

 それを目の当たりにしたリメアは、軽率にアーヴィを頼った自分を反省した。


(わたしのバカ! ユグルタはアーヴィじゃなくてずっとわたしに提案してた。わたしがちゃんと考えないでどうするの! アーヴィの子供扱いが気に食わなくて、流れに任せてユグルタの話に乗ろうとして、本当に困った時はアーヴィに頼りっぱなし。これじゃあ本当に子供みたいだ……)


 リメアはうむむと唸りながら、自分なりにどうするのが正解かを思考してみる。


(ユグルタの話はそんなに悪くない気がする……。アーヴィの言うように危険かもしれないけど、パリオネが魔王を倒せたのなら、わたしもきっと戦える……と思う。でも、アーヴィはそんなことわかりきってて、他のことも含めて色々考えてるはず……)

 

 魔王討伐参加の対価でカリネが助けられるのなら、リメアとしては万々歳だった。

 だが一方で、ユグルタの考えはよくわからない。

 ただ助けてほしいだけにも見えるし、腹の底では別のことを考えているようにも感じられた。

 だがそれをうまく言葉にできない。

 今回の交渉でどう動くべきかを頑張って考えてはみたものの、今にも頭から湯気が出そうだった。

 目を回して困り果てていると、やっとアーヴィが顔を上げる。

 赤い瞳は強い光を宿し、口元にはいつもの笑みが浮かんでいた。

 アーヴィはリメアを見るやいなや、安心しろと言わんばかりに小さく頷く。

 このときばかりはあまりに頼もしすぎて、リメアも思わず「アーヴィ!」と叫んで飛びつきそうになるほどだった。

 少年はユグルタをまっすぐ見据え、いつもの挑発的な顔つきで腕を組む。


「ユグルタ。その話、乗った。だが、条件をひとつ追加させてもらう」

「なんだね」

「この星の精霊について、知ってることを話してもらう」

「……なるほど。わかった、約束しよう。早急に魔王討伐遠征隊編成の準備に取り掛かる。出発は遅くとも3日以内だ。それまでは手配する宿で、待機していてほしい」


 アーヴィが頷くのを確認するとユグルタはリメアに目配せをした後、片マント(ペリース)をはためかせて踵を返した。

 彼が退室し扉の閉まるまでの間、遠のいていく足音だけが部屋に響き続けた。

 

「……よしっ、よしっ!!」


 ユグルタの気配が完全に去った後で、アーヴィはガッツポーズを決める。


「聞いたか、リメア! とうとう精霊に関する情報にたどり着いたぞ! ここまで長かった……!」


 喜びを噛みしめるアーヴィとは対象的に、リメアはへなへなと礼拝堂の長椅子にへたり込み脱力した。

 徐ろに天井を見上げると、ぶら下がる透明な枝がキラキラと光っている。

 その光がリメアにはやけに空虚に見えた。

 

(やっぱり、さっきみたいな空気はわたし苦手だなぁ……)


 条件や立場が目まぐるしく変わる小難しい話はついていくだけで精一杯だった。

 意味がわからないのはなく、気持ちがついていけないのだ。


(パリオネがいなくなっちゃったことだって、まだ信じられていないのに……)

 

 急に静かになった部屋を見回すと、嫌でもパリオネの棺桶が目に入る。

 あの状況下で精霊の情報にたどり着いたことは素直にすごいと思った。

 リメアには逆立ちしてもできない芸当なのは確かである。

 とはいえアーヴィのように、今この場で喜びをそのまま表に出すような気分には決してなれなかった。


「おいリメア、どうした?」


 ぼんやりしているリメアを見てアーヴィが首を傾げる。

 リメアは少し考えた後で、椅子から立ち上がった。

 

「ちょっと、ひとりにさせて。ちゃんと宿には戻るから」


 そう告げるだけでいっぱいいっぱいだった。

 リメアはアーヴィに背を向け部屋を後にする。

 指先が扉に触れる際、小さな罪悪感がちくりと胸を刺す。

 

(ちょっとぶっきらぼうな言い方になっちゃった、かな)

 

 今まで一緒に頑張ってきたアーヴィと、一緒に喜びを分かち合うのが正解だったかもしれない。一言二言、なにか添えたほうが良かったかもしれない。

 そんな思いを振りほどくように、リメアは振り返ることなく扉を前へと押し開いた。

 部屋を出ると、狭い階段の薄暗い闇が体を包み込む。

 この星に来てからというもの、本当にいろんなことが立て続けに起こった。

 カリネの病気、ロトンダの課題、パリオネの死、英雄を殺す魔物、魔王に新しい英雄、戦場への勧誘……。

 階段を踏みしめる度に、考えるべきことが脳裏に浮かんでは消えていく。

 

「わたし、しっかりしなきゃ……」


 頼りない小さなひとり分の足音が、やけに大きく響いて聞こえた。

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