表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢に転生したおばさんは憧れの辺境伯と結ばれたい  作者: ゆうゆう


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

93/218

それぞれの未来

ヴォルフ様が私の肩に触れて、微笑まれました。

ヴォルフ様は全て知っていますから、皆に驚かれ同情されそうな雰囲気を察して、私に寄り添っていてくれようとしています。

私は肩に乗ったヴォルフ様の手に自分の手を重ね。

大丈夫と伝えます。


「殿下、昔の私は周りの意思に流されてばかりでした、でも学校に入り同世代の人達が楽しそうに各々のやりたい事見つけ青春を謳歌している様を見せられて、自分がとても愚かで情けない人間に思えたのです。

ちゃんと自分の考えを持ち自分のためにも幸せになろう、なっていいんだって気がついたんです。

私は自分を嫌いにならない為に変わったのです」


「そうか… 私も変わらないとな」

ライアン殿下は、卒業後、アンヌリーブ様の故郷であるファンブールへ副大使として赴く事になったらしい。

アンヌリーブ様と結婚後、隣国に籍を置くための布石だと思います。


そんなこれからの自分の未来に思う所があるようです。


「ライアン殿下、今までこんな不器用で至らない婚約者だった私とお付き合い頂きありがとうございます。

これからはお互い新しい婚約者と上手くいくように、頑張りましょう」


「ああ、今度こそ、お互い幸せになろう」


私達はそう言って笑いあいました。


私とヴォルフ様はその場を後にして、会場ではなく中庭へ足を向けました。


「アンジェ、良かったな。

ライアン殿下と話が出来て」


「はい、最後の誤解も解けたようです」


「きっと殿下もファンブールで王女と頑張っていくだろう。

アンジェの話を聞いて、改めて決意をしたようだった」


「ええ、アンヌの為にしっかりしてもらわないといけませんからね」


「私も、君に寂しい思いをさせないように頑張るよ」


「そんなこと…

今日だってちゃんとあの場にいて私を支えてくれていたんですから」


会えなくて寂しく思ってしまった事もあったけど、やっぱりヴォルフ様は私に心を寄せてくれている事がわかるし、私達がちゃんと通じ合えているから耐えられる。

改めてそう思えた。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ