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悪役令嬢に転生したおばさんは憧れの辺境伯と結ばれたい  作者: ゆうゆう


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アンヌリーブ様の気遣い

「アンジェおはよう」


セルビ様と結果を称え合っているとアンヌリーブ様の声が聞こえました。


「アンヌおはよう 今日は早いのね」


「だって 結果が気になりますでしょ?

ライアン様にいつもより早く城を出るように提案いたしましたの」


アンヌリーブ様の後ろから、心配そうな殿下の顔が見えました。


本当なら、来たくなかったって顔に書いてありますよ?

でも、大丈夫そんなに悪い結果ではありませんから心配しないで下さいね。


「殿下もおはようございます。

そして、試験お疲れ様でした。

前回にくらべてすごい追い上げで感服いたしました」


「え? あ、 おはよう」

そう言いながらセルビ様を見る。


「殿下、素晴らしい結果です。

頑張った甲斐がありましたね」


「そ、そうか」

気になり出しましたね。


「アンヌ、1年生はあちらよ

一緒に見に行きましょう」


「ええ、ライアン様ちょっと見てきますね。 

すぐ帰って参りますからライアン様が何位だったか教えて下さいね」


そう言って小走りで歩いていきました。


私はセルビ様に目で挨拶して、後を追います。


これで、ライアン殿下もゆっくり自分の順位を探せますよね?




アンヌリーブ様に追い付いた途端

いきなり抱きつかれました。


「アンジェ、私やりましたよ。

18位ですって!

これで同じクラスですよね?」


「ええ、おめでとうございます

素晴らしい成績ですわ」


「アンジェこそ2位なんて凄いです

他の皆もいい成績ですね

エミリーは6位だし、クラリッサは10位、キャロルも14位」


「ええ、皆前回の成績を上回りました。

とても頑張ったから結果に表れましたね」



「これで皆同じクラスになりますね。 来学期からが楽しみですわ」


「ふふふ、でもその前に卒業パーティーがありますよ。

アンヌは殿下のパートナーですから、頑張ってくださいな」


そう卒業パーティー…

本来ならここで私は断罪され、修道院へ送られる運命だった。


でも、もうその未来は存在しない。


パーティーの後もこの学校で皆と学生生活を謳歌出来る。


これはとても幸せな事だった。

私もこれからが楽しみ。



「さあ、アンヌ。

殿下の結果も見に行って上げましょうか。

殿下はアンヌの為に頑張ったのだから…」


「私のため?」


「そうですよ、アンヌにカッコ悪い所を見せれないでしょ?」


そう言うとアンヌリーブ様の顔がほんのり赤くなりました。



「ライアン様」

アンヌリーブ様が後ろから声をかけると、晴れやかに笑う殿下の顔が見えました。


あらあら、さっきとは別人のようないいお顔。


「アンヌ もう少しいけると思ったんだが、最後の試験だから皆も必死だったんだなー」


おや? ずいぶんと余裕な発言。

本当ならもっと上だったんだぞ!

とアピールしたいんですね。


惚れた女性の前でいいカッコしたい男心に免じて、黙っていてあげますよ。


セルビ様を、見るとやっぱり苦笑いしています。


「まあ、28位ですか。

ライアン様、十分素晴らしい成績ではありませんか」

とアンヌリーブ様も誉め上手ですね


「アンヌはどうだった?」


「はい、私も25位以内に入れましたので、2年生はアンジェ達と同じクラスになれました」


「そうか、それはよかったな」


さすがアンヌリーブ様、ご自分の順位は言わず、殿下に花を持たせてあげてますね。


「殿下、そろそろ教室へ行きましょう」

セルビ様もアンヌリーブ様の気遣いを理解されて、ここから殿下を遠ざける作戦のようです。


「アンヌ、私達もいきましょうか?

そろそろキャロル達も来る頃です」


私もセルビ様の援護射撃をいたします。


「そうですね。ライアン様またお昼に」


「ああ、そうだな」


そう言って、二手に分かれました。



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