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悪役令嬢に転生したおばさんは憧れの辺境伯と結ばれたい  作者: ゆうゆう


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初めての学校(3)

2人のクラスメートがおずおずと近づいてきた。

「あ、あのアンジェリーナさま?」


私は顔を上げてニコやかに微笑む

「おはようございます」


「「お、おはようございます」」

「今日は髪型を変えていらっしゃるんですね?」

「なんだか、お化粧も違いますね?とても柔らかい雰囲気ですわ」


「ありがとうございます。私ももうすぐ16になりますから、少し変えてみましたの」


「まあ、とてもいいですわ」

「本当に、素敵です」


遠巻きに見ている人たちも、この会話を聞いて何となく納得してくれたみたい。

後は噂でもしてくれれば、少しずつイメージも変えられるだろう。


予鈴の鐘がなった。

みんなが席に着いて、やっと落ち着いた。



◇◇◇◇◇◇◇◇◇


お昼を知らせる鐘が鳴った。

さて、お昼はどうするかな?


学校ではカフェテリアとレストランがあり、それ以外にもお弁当など持ち込みのものを食べれる飲食スペースもある。


そして先週までは、アンジェリーナは王子のもとに通っていた。

とても憂うつそうな、気持ちが流れ込んできた。

一応婚約者だから、義理でランチのお誘いに足を運んでいたらしい。


でも、王子は一度として一緒に食事をする事はなかったんだって。

アホくさっ!時間のムダじゃん!

わざわざ断られる為に行くなんて。


やめやめ!今日からそんなの行かない。

その分早くご飯も食べれて、大好きな読書の時間もとれる。



さて、カフェテリアにでも行ってみるか…

と席を立つと朝の2人組に声をかけられた。

「あの、アンジェリーナ様もしよろしかったら、お昼ご一緒いたしませんか?」


「え?、お誘いくださるの?」


「は、はい!お嫌でなければ、ぜひ!」


私は思わず顔がにやけてしまった。

実はアンジェリーナの恥ずかしいけど、うれしい!って言う気持ちが流れてきたから。

今までクラスでも何となく遠巻きにされて、声をかける人もいなかったみたい。

「喜んで、ご一緒させてくださいな。」

そう言ってニッコリ笑った。貴族令嬢としては笑いすぎと怒られそうないい笑顔をしてしまったから、2人ともポカンとしちゃった。


「アンジェリーナ様ってそんなお可愛らしい方だったんですね…」とポロっと言われた。


よっぽど、みんな縦ロールときつめの化粧で近寄り難かったのね。


3人でカフェテリアにやって来て、窓際のソファー席に座った。

3人でメニューを決めるのに、随分悩んだ。

と言うのもランチセットについてくるケーキが選べるんだって。

3種類あるサンドイッチはすぐに決まったのに、5種あったケーキがひとつに決められず皆で悩みまくったのだ。


各々に、チーズケーキ、フルーツタルト、チョコスフレに決まった時は3人で笑ってしまった。


お昼休みいっぱい3人でおしゃべりをして随分仲良くなれたようだ。


こんな些細なことがとてもうれしいらしい。


…うん。

私もうれしいよ、アンジェリーナ。

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