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悪役令嬢に転生したおばさんは憧れの辺境伯と結ばれたい  作者: ゆうゆう


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ヒロインの行動

「ねぇ、アンジェ、

ユーリアって転入生の話知っている?」

ランチをしている時にエミリーに聞かれた。


「隣のクラスの転入生でしょ? どうかした?」


「なんかね、アンジェの事を聞き回っているみたいなのよ」

エミリーが眉根をよせて言う。


「侯爵令嬢であるアンジェの事を聞き回っているの?

男爵令嬢が?」

クラリッサの声が一段低くなる。

彼女は同じ侯爵家の令嬢だ。


この国の中でも公爵、侯爵は合わせて10数家あるかないかの高位貴族。王家からも貴族のお手本になるべく、行動にはくれぐれも気を配るように… と言われている。


そのため上にいけば、いくほど子息令嬢の立ち居振舞いに関しては厳しい。

目上の人や、位の高い貴族に対しての対応は特にうるさく言われている


うちの両親はそこまでうるさい方ではなかったが、子供の頃はその分侍従長や侍女頭にはよく怒られていたらしいアンジェリーナ。


そしてバートン侯爵家で厳しくしつけられたクラリッサは特に無礼な振る舞いやだらしない態度に関しては他人に対しても厳しい目を向けていた。


クラリッサだけではなく、伯爵家の2人にしてもそれは同じらしく、遺憾だと顔にかいてある。


逆にそんな3人を見て、私は嬉しくなって顔が緩む。


「アンジェ、笑い事ではないわよ?」

キャロルに言われたが…


「ごめんなさい、だって3人が私の為に怒ってくれているから、嬉しくって」


「もう、話が逸れてしまいましたわよ」

ちょっと照れたクラリッサがわざと怒るように言う。


「みんなありがとう。

でも、まだ直接何かされた訳ではないし、聞き回られたくらいで文句を言いに行くのも余裕なく見られるでしょ?」


「それは確かにそうね」

エミリーが、同意してくれます。


クラリッサはまだ憤慨していますが、何とか宥めその場は終わりました。



放課後、セルビ様がやって来て

ユーリア嬢が接触してきたと言われました。


なんでも、3年生のクラス棟に現れて、目立った挙げ句わざわざセルビ様に声をかけてきたそう。

「たまたま殿下は先生に呼ばれていて、私1人でいたのだ。

周りにいくらも人がいるのに、私の所まで近づいてきて、道に迷ったと泣きながら、訴えてきたよ」


「あらあら、随分と強引な手ですわね」


私の事といい、どうやら本格的に行動を、起こし出したようです。




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