ドレス
目が覚めて、ぼーと考えてみる。
夢だけど、現実なのよね。
私たちが夢の中で会話してたのって。
「そっか、私たちの憧れはヴォルフ様か」
夢の中の笑顔の男性を思い出し、顔がにやける。
「確かに王子何かよりかっこいいわ
アンジェリーナみる目あるね」
◇◇◇◇◇◇
今日は休みだから、午前中ゆっくりしてた。
昨日のうちに、お母様がシュビレーに連絡してくれていたようで、午後一番で屋敷に来てくれた。
「お嬢様ドレスの事で相談があると伺いましたが」
「急でごめんなさい。パーティー用のドレスなんだけど、手直ししてもらえないかと思って…」
「何かお気に召さない点がございましたか?」
「いいえ、とても素晴らしかったんだけど…
もう16になるのだし、少し大人っぽいデザインにすればよかったと思ってしまったの。
わがままを言っているのは分かっているんだけど、シュビレー間に合う?」
申し訳なさそうに、上目遣いをしてみた。
シュビレーはなぜか、ぱっと明るい笑顔を向けて
「そうでしたか、いえ、私もお嬢様にはもっと大人っぽくてもいいと思っていたんですよ。
ええ、私もお嬢様のためなら、いくらでも直します」
「ありがとうシュビレー」
トルソーに掛かっているドレスを見ながら、考えます。
とても綺麗なグラデーションの青いドレスだが、大きなフリルやレースが付いていて、ちょっと野暮ったかった。
全然生地の良さが出ないデザインだった。
私はフリルを全部外してもらい。
グラデーションを強調させた。
そしてフリルを取って大きく空いた胸元にレースを使って、胸元から首にむかって覆って紺を基調のチョーカーに繋げてもらうように考えてもらった。
フリルがないから、肩と背中は少し露出が多くなった。
でも、シュビレーが書いてくれたデザイン画はとても気に入った。
スカートの形ドレス自体の型を崩す訳ではなかったので、なんとかなると請け負ってくれた。
前世のオタク気質にコスプレも加わっていたので、ドレスを考えるのって楽しかった。
シュビレーが帰った後、エマともう1人の専属侍女のナタリーとデザイン画を見ながら、当日の髪型を相談した。
2人ともアンジェリーナがおしゃれに目覚めてくれたと嬉しがった。
どうやら、アンジェリーナの服装や髪型に不満があったらしい
きっと心の中でアンジェリーナが苦笑いしていることだろう




