表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢に転生したおばさんは憧れの辺境伯と結ばれたい  作者: ゆうゆう


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

44/217

お互いの気持ち

アンヌリーブの涙を見た瞬間体が勝手に動いた。


彼女を引き寄せ、抱きしめた。


アンヌリーブを守るはずの私が彼女を泣かせる事が腹立たしかった。


「ラ、ライアン殿下」


「あなたを泣かせるような事はしたくない。

約束する。

私は婚約者となったあなたに辛くあたるような事は絶対にしない!」


アンヌリーブ嬢はまた涙をいっぱい貯めて、それでも今度は微笑んでくれた。


「ほ、本当ですか?」


「ああ、絶対に大切すると誓う」


しばらくそのまま2人でお互いの存在を確認しあうように、寄り添っていた。


その後やっと泣き止み落ち着いた、アンヌリーブ嬢を座らせてぽつりぽつりとアンジェリーナの事を語った。


なぜだか、勝手に決められた婚約者が好きになれず、彼女が何をやってもいい感情をもてなかった事。

自分の母親が彼女ばかりをかばい可愛がる事。

優秀な婚約者と常に比較されうんざりしていた事


「こんな女々しい事を聞かせてすまない、ただここで嘘をついては、あなたに私の本気が伝わらないような気がして」


「いいえ、真剣に悩んでいた話を聞いて女々しいなんて思いません」


「今思い返せば、彼女もきっと困っていたと思う。

でも自分の気持ちすら、もて余していた私は彼女を気遣う余裕などなかった。

それを周りからみたら酷い態度に見えただろうな」


「わたくしアンジェリーナ様にお伺いしたのです。

全然一緒にいる所を見かけないけれど、本当に殿下の婚約者なのですか?って…

そしたら、殿下に嫌な思いをさせないように学校では関わらないようにしていると言っておられました。

それに、自分は嫌われているからと」


「そうか、アンジェリーナにも悪いことをしたな…

やっとその事に気付く事ができた。

そう気付けたのは、あなたのお陰だアンヌリーブ嬢」


「わたくしの?」


「あなたを好きになることで、相手の事を思いやる気持ちが分かった。

だから、あなたのお陰だありがとう」


「素直な気持ちを教えていただけて、嬉しいです。

わたくしこそありがとうございます」


「このまま、私達の婚姻は進めてもいいだろうか?

私の妻になってもらえるか?」


「はい!喜んで」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ