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悪役令嬢に転生したおばさんは憧れの辺境伯と結ばれたい  作者: ゆうゆう


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婚約解消の可能性

「お久しぶりでごさいます」


ここは王妃様専用の応接室です。

いつものように侍女や護衛は下がらせ、私たちは2人だけです。


「アンジェ、熱を出して寝込んでいたと聞いたわ

もう大丈夫なの?」


「はい、そろそろ学校へ行こうと思っていたところです」


「そう… 無理をしてはだめよ」


いつもながら、王妃様は私の事を第1に考えてくれているようです。


「アンヌリーブ王女の事は聞いたわ」


やっぱりその話ですよね


私は無言で微笑んだ。


「ねぇアンジェ、もしもよ、もしも我が国と隣国の友好の為にライアンとの婚約を解消して欲しいと言われたら、あなたどうする?」


「え?」

私は思わず、期待を込めた顔をして王妃様を見てしまった。


その様子を見た王妃様は…

「ぷっ!」


え?

王妃様は吹き出し笑いを噛み殺している…


何かからかわれた様な気分

怒るわけにはいかない、でも…


「その顔が全てを物語ってたわね、ありがとう。

わかったわ」


「冗談ですか?

私はからかわれたのでしょうか?」


「いいえ、本当にあなたの意見が聞きたかったのよ」


何だか釈然としませんが…



◇◇◇◇◇◇◇◇


次の日、10日ぶりに学校へ来ることが出来ました。



クラスに入った途端にキャロルとクラリッサが飛んでくる


「もう大丈夫ですの?」


「ええ、心配させてごめんなさいね

熱は3、4日で下がったのだけど、様子を見てお休みしてたの。

お手紙やお見舞いありがとう」


「元気になって、良かったですわ」


久しぶりに会ったことを3人で喜んでいると…


「アンジェリーナ様!」


まさかのアンヌリーブ様が大声で叫んで走って来ました。


「アンヌリーブ様、そんなに慌てては転んでしまいます」


何かこっちのが慌ててしまった。


「お体はもうよろしいのですか?

この間お茶をした次の日からお休みでしたから、わたくし何かしてしまったのかと…」

何だかとってもオロオロされていますけど、直接はアンヌリーブ様のせいではないですし気に病んでたのなら、申し訳なかったな。


「すみません、たまたま熱を出してしまっただけなのですよ。

アンヌリーブ様の所為などではありませんわ」

そう笑いかければ、ほっとしたようなお顔をされました。


この方は真っ直ぐでお優しい方なのだろう。


だから、この前の私の話もショックを受けて心配してくれていた。

自分が気になっている男性との話なのに…


王妃様の話が現実なら、彼女の想いが実るのだろう。


婚約の解消は自分のことより、彼女の為に実現したいな。


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