王妃への報告
取り次ぎ許可をもらい、王妃様の元へ向かう。
「いつもご苦労様ねトーマス。今日はどうしました?」
「はい、アンヌリーブ王女のことですが、今日アンジェリーナ嬢に直接お話を聞きに行ったようです」
「アンジェに?」
私は事のあらましを話した。
今だに殿下は、アンジェリーナ嬢に接触がなく、アンジェリーナ嬢の変化に気付いていない事。
アンヌリーブ王女がいるはずの婚約者が影も形も現れないことを不信に思い、自分から接触を試みたこと。
アンヌリーブ王女は、2人が不仲でいることで、戸惑いをみせている事。
「そう…」
王妃様は話を聞いた後考え込んでいる。
「ねぇ? トーマス。
あなたから見て、アンヌリーブ王女はライアンに好意をもっていそう?」
「そうですね… 恩人としての尊敬と恋心で揺れ動いているように見受けられます」
「そう… まだ確定ではないのね?
ライアンはどう?」
「殿下は庇護欲が高まっているのは確かですが、そこからの進展は時間の問題かと…」
「そう、そろそろ陛下に相談しようかしら…」
王妃様は婚約解消に動かれるつもりなのか?
「ありがとう、また何かあったら、すぐに言ってちょうだい」
私は頭を下げて、部屋を下がった。
◇◇◇◇◇◇◇
アンヌリーブ様に誘われた後、私は熱を出し学校を休む羽目になりました。
緊張からなのか…
それとも転生してからの怒涛の生活変化の疲れが出たのか…
なんだかんだ3日間、熱が上がったり、下がったりしながらベッドで過ごす事になってしまいました。
まあ、いい機会なのでゆっくりさせてもらいました。
浅い眠りの中うとうとしては、また起きて夢なのか、現なのか分からない状態が結構続いた。
その間にアンジェリーナも何回も出てきた、2人でいっぱいしゃべった。
ただ内容はあまり覚えてはいない。
1週間たった頃、そろそろ学校へ行こうと思っていた所、
王妃様からの呼び出しがきました。




