オレリア様の婚約者
「私、同年代の方とのお茶会にも参加せず家に閉じこもっていたので、アンジェリーナ様がライアン殿下の婚約者だって言う情報までで止まっていて、ジュリアス殿下からライアン殿下の婚約者がアンヌリーブ様に代わられた事はお聞きしたのですが、まさかその様にご本人の口からを話を聞けるとは思いませんでした」
とミレーヌ様に言われました。
「何だか私の話ばかりになってしまいましたね。ごめんなさい」
ミレーヌ様は私の事など興味もなかったでしょうに気を遣わせてしまったようで申し訳ない。
「いいえ、なかなか興味深かったですわ。
こちらこそいろいろ聞いてしまってごめんなさい」
とオレリア様がやさしく笑う。
「私も自分の意志とは関係ない所で婚約者が決まったけれど、その相手を疑問に思うことはなかったわ。
そしてクリオ様… 私の婚約者ですけど、彼は国も違うし距離的にも遠いにも関わらず幼い時から毎年毎年私の元へやって来てくれていたの。
私との仲を深めようとする努力を惜しまないでいてくれた。
私は今までそれが普通だと思ってしまっていたのだけど、随分と恵まれた事だったのかも知れないと気付かされたわ。
ありがとうアンジェリーナ様。
これからはもっと彼に感謝出来そうよ」
と言うオレリア様。
オレリア様の婚約者クリオ様とは、キリガス国のクレーリオ・モーラ公爵令息ですが、とても誠実で素敵な方のようですね。
1年後には寂しいけれど、オレリア様はキリガスへ行ってしまわれるのでしょう。
でも幸せになれる事は間違いなさそうです。
お二人が仲良く過ごしている未来は難なく描けますものね。




