留学生
今日は放課後にお茶会の予定です。
お茶会のメンバーはオレリア様、リゼット様、ミレーヌ様と私の4人です。
ミレーヌ様が学校へ来られる様になってから、定期的にお茶会をするようになりました。
主宰は順番に私とオレリア様、リゼット様が行っています。
招待者はその時により、大人数や極々内輪のものまで様々です。
場所もいつも一緒と言う訳ではなく、人数にあわせて変えています。
カフェテラスを使ったり、庭園のガゼボだったり、お茶会専用のサロンを借りる事もあります。
さすが貴族の学校です。
生徒が開くお茶会用のサロンがいくつかあるのです。
ただ人気も高く予約でいつも一杯なので、なかなか借りる事が出来ません。
今日はオレリア様が主宰ですが、ミレーヌ様の様子を聞く極内輪のお茶会です。
場所は特別にジュリアス殿下が王族専用のサロンの使用を許可してくださいました。
残念ながらアンヌはお城の方で公務の手伝いに駆り出されて、欠席です。
「ミレーヌ学校はどう? 楽しくやっているかしら? 困った事はない?」
オレリア様がミレーヌ様を心配して聞いています。
「オレリアねえ様ありがとうございます。 楽しくやっていますよ。
この頃お友達も増えました」
「まぁ、ミレーヌがクラスメートと上手くやっていけるようになったなんて…」とリゼット様も嬉しそうです。
「ミレーヌ様。勉強の方はどうですか? 遅れは取り戻せましたか?」
「アンジェリーナ様にもいろいろご心配頂きありがとうございます。
ノエラにもらったノートもありましたから随分はかどってます。
それに殿下が一緒に復習をしてくれたので…」
いいながら、耳が真っ赤です。
顔は何とか平静を装っているミレーヌ様をみんなで生緩い目で見てしまいました。
「そ、そう言えば留学生が来るってクラス中その噂で持ち切りです」
とミレーヌ様が話題を変えました。
「そうそう、オレリアあなたの婚約者の国でしょ?」
とリゼット様が聞きます。
「ええ、キリガスの第三王子フリオール様が留学されるみたいです。
アンジェリーナ様と同じ2学年らしいですわ」
とオレリア様が教えてくれました。
「え? 2学年に入って来られるのですか?」
王族の留学生… 同じ学年なら確実にAクラスになるだろう。
はぁー 出来るだけ関わらずに過ごそうと思ったのに、同じクラスではそうもいかないな。
あまりクセのある人じゃないといいなぁ。
「オレリア様その情報は婚約者様からですか? 何か第三王子の人となりは分かりますか?」
わたしはもう諦めて相手の情報を集めるように考えを切り替えました。




