バルバラの末路
部屋には王妃とアンジェリーナの父であるラフォール侯爵と兄のウォルター、婚約者のヴォルフが顔を揃えていた。
「ラフォール侯爵、アンジェに怖い思いをさせてしまった事、謝罪します。
ごめんなさいね」
王妃は深々と頭を下げた。
「王妃様、頭をお上げ下さい。
娘の危機を事前に防いでくれていたとも言える事です。
私共は娘が無事であった事で納得しております」
「そう言ってもらえると、救われるわ。
今回の事ではジュリアスにも怒られてしまいました。
姉上を危険に晒すような事をなさるなんて聞いてないと。
私もこんな展開になるとは思っていなかったの。
この計画を察知したのが決行する前日だったから、上手い方法がなくてね。
その上バルバラと言う令嬢はアンジェ以外にもアンヌリーブやオレリア達他の令嬢にも手を出そうと話をしたらしいのよ。
だから生半可に妨害をするよりは、令嬢誘拐の主犯である事実を確認して捕える方が後々の為だと思ったの」
王妃はアンジェリーナのみならず他の令嬢も狙われていたと言った。
「その事はアランから私も聞きました。
捕えられた侯爵令嬢はどうするおつもりですか?」
ヴォルフ・スターレンが尋ねる。
「ヴォルフも協力を感謝するわ。
あなたがあの場にいてくれてアンジェも心強かった事でしょう。
ウォルターもごめんなさいね。
アンジェの事心配だったでしょう」
王妃様は2人にも感謝と謝罪を改めてした。
「そうね。
バルバラはちゃんとした侯爵令嬢として教育されなかった事。
侯爵としてあるまじき行いをしていた父親を見て、同じように真似をしてしまった事。
それを考えるとバルバラ・オードランは父親であるオードラン侯爵の被害者と言えなくもないわ。
でも、だからと言って何の責任もない訳でも、全てを許される訳ではない。
侯爵家は取り潰す事になるから、彼女ももう貴族のままではいられません。
北の修道院に送ることに決まりました。
この後の人生をやり直せるかは本人次第ですね」
そう王妃様は話を締めくくった。
181部、182部で順番をも違えた文章を投稿してしまった事に気付きました。
申し訳ありません。
181部182部は編集し直しました。
すいません。




