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看病されるアンジェ

窓の外はもう日が傾いていた。

このところ忙しかったし、精神的にも気を使う事が多かったから、いい休養になったな。


コンコン、ドアの叩く音がした。


「アンジェ?」

ヴォルフ様の声が聞こえた。



私はベッドに起き上がり、返事をした。

「どうぞ」


声をかけると、ヴォルフ様がお盆を持って入ってきた。


「エマに頼んで、私が運んできたんだ。

体調はどうだい?」

ヴォルフ様はベッドサイドにお盆を置いてコップに水を入れて渡してくれた。


「ヴォルフ様心配をお掛けし申し訳ありません。

もう随分と熱も下がったみたいです」

そう言う私にヴォルフ様も手をおでこと頬に当てます。


「まだ少し熱っぽいぞ、横になった方がいい」

そう言うと背中にクッションを押し込まれ楽な姿勢にしてくれました。


「りんご食べるかい?」

そう言って小さく切ったりんごをホークに刺して差し出されました。


えっと、それは私にあーんってしろって事ですか?

いきなり熱が上がりそうです。


「ひ、ひとりで食べれます」

手を出してホークをヴォルフ様から取ろうとすると、すっとホークを上に持上げてしまうヴォルフ様。

じっと私を見つめて言います。


「だーめ。 大人しく世話をされていなさい」


「で、でも恥ずかしいじゃないですか」


「アンジェは私にもっと頼る事を覚えてくれ。

もっと甘えていいんだ。

君は何でも我慢し過ぎだし、ひとりで何とかしようとしすぎだ。

タルボット伯爵令嬢の時に懲りたろ?」


うーん。それを言われてしまうと、耳が痛いです。


しぶしぶ口を開けてりんごを食べさせてもらいました。


りんごを全て食べ終わり、他愛もない話を2人でしていましたが、ふとヴォルフ様が私を見つめています。


「ヴォルフ様?」


「アンジェが無事で本当によかったって改めて思ったんだよ。

あの騒ぎがアランの作戦じゃなかったらここにアンジェがいなかったかもしれないだろ?」


「そうですね… たらればな話ですが想像すると怖いです」


「アンジェが寝込んでいる間に侯爵とウォルターと3人で王妃様と面会してきたよ」


「え?」


王妃様に3人で会ってきたの?



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