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家に帰ると

家に帰り着くと、玄関からお父様とお母様が飛び出して来ました。


あれ? お兄様までいる。


馬車から降りると、お母様に抱きつかれました。


「お母様、ただいま帰りました」


「もう! 何を普通に…

アンジェ大丈夫なの? ケガはない?」

とお母様が体を擦ってくれます。


「大丈夫ですよ。 ヴォルフ様も迎えに来てくれましたし、何も危険な事はありませんでした。

馬車を乗っ取られた時はどうなるかと思いましたが…」


「そうよ。御者のトマスが駆け込んで来た時は心臓が止まるくらいビックリしたのよ」

お母様は涙を浮かべながら言います。


「私も帰ってくるなり、カミラが取り乱して慌てふためいているからビックリしたんだ。

聞けばアンジェが拐われたって言うし、いったい何処へ行けばいいのか、誰を頼ればいいのか途方にくれていたら、王妃様付きの第7部隊の副隊長が現れてね。

話を聞いて、やっとほっとしたんだよ。

だけど、アンジェの顔を見るまでは安心出来ないからね。

3人でヤキモキしながら待っていた所だよ」

とお父様が家での様子を教えて下さいました。


「どうしてウォル兄様まで? 当分お城だって言ってましたよね?」

ウォル兄様は騎士団にいるから、数週間帰って来れない時もあるのに、私の為に家に帰って来てたのかしら?


「第7部隊の隊長のアランは知り合いだからね。 昨日あいつから今日極秘任務がある。

詳しくは言えないけれど、ラフォール家にも関係がある。

明日部下を寄越すから、一緒に家に帰って待機してくれって言われたんだよ。

要は第7部隊からの報告だと侯爵である父上に信用してもらって、家の人間が動揺しないように、協力しろって事かな」

と兄さま。

ヴォルフ様をみると、

「相変わらず、根回しが上手いやつだ。流石第7と言うことか」

と苦笑いしています。


ウォル兄様もヴォルフ様同様にアラン様と知り合いだったのね。




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