帰ってきました
目が覚めて、2ヶ月近く目にしていた天井と違うけど、とても懐かしく感じながら、覚醒する。
久しぶりの自分のベッドで目を覚ましました。
「はあ~よく寝たわね」
昨日我が家について、お父様のお帰り攻撃に会い、お留守番の侍女たちにも今まで暇を持て余していたからと、念入りにお風呂と、マッサージをされてふにゃふにゃになりながらベッドへた倒れ込んだ。
お陰で旅の疲れは残っていない。
部屋にエマ達が入って来た。
「おはようございますお嬢様、よくお休みに慣れましたか?」
「おはようエマ、ナタリーあなた達も休めた?」
「はい、昨日はゆっくり休ませてもらいましたよ」
とナタリーが笑顔で言います。
「もともとこの1ヶ月半はお邸にいる時よりゆっくりさせてもらっていましたもの。
私達にはご褒美ですよ」
とエマに言われました。
「そうだったの。それならいいけど2人が一緒に行ってくれて楽しかったし、助かったもの」
「私達もお嬢様に仕えていて、いい思いをさせてもらいました。
他の侍女にも羨ましがられてますよ」
「私達はなかなか王都の外へなんて行けませんもの」
と2人で言います。
そうか、2人は庶民の出だけど、それなりのお家で高位貴族の家で働けるように、テーブルマナーや礼儀作法を学校で学んでいる。
そんな子達でも、王都から出て優雅に旅をすることは稀なのだろう。
支度を整えてもらい、食堂へ行くとヴォルフ様とウォル兄様がいた。
「おはようウォル兄様、ヴォルフ様」
「おはようアンジェ、ゆっくり休めたか?」
「アンジェおはよう」
「はい、久しぶりの自分のベッドで寝過ぎてしまいました。
ウォル兄様、いつ帰って来たのです?」
「今朝早くね、ちょうどヴォルフが起きてきたから、2人で剣の立ち合いで汗を流して、これから朝めしを食べようとしていたところだよ」
「まあ、流石に騎士様はタフですね。
とても真似できません」
私がベッドで熟睡している頃、2人は剣の練習ですか… 習慣とは凄いものですね。
3人で朝食を食べて今日の予定を話します。
ヴォルフ様がタウンハウスを見に行くと言うので、兄妹で付いて行く事にしました。
もともと我が家で仲介した物件だと言うことですし、お父様の代わりにウォル兄様が立ち合いをすると言っています。
私は自分が住む事になる所なので興味がありますもの。
ここからも近いらしいのでとても楽しみです。




