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ソバの実で料理します(2)

「うん。 うまい この香りは?」

ヴォルフ様がいいます。


「これはソバの香りです。

嫌ではないですか?」


「うまいです。私はこのソバの香り好きです」

と料理長。


「ああ、私もこの香りは嫌いじゃない」とヴォルフ様も気に入ってくれたみたいでほっとします。


そこへマリウス様が現れました。

「おっ! やってるね アンジェリーナ嬢、私の話を気にかけてくれて、ありがとう」


「いいえ、マリウス様の研究はこの領地の為ですもの。

私もお手伝い出来ればうれしいです。

よかったら、味見してみてください」


マリウス様もガレットを一口食べます。


「この薄い物がソバの実から作った物なのか?」


「はい。 小麦粉のように使えます。

すべての代用には出来ないかも、知れませんが…」


そうだ、でんぷん質は少ないからパンの発酵は難しかったような気がする。

おやきは出来るのか。

うん。 おやき作ってみよう。


何を中に入れようかしら?

お肉と野菜を味付けしてみたり、

リンゴのコンポートみたいなのとか

お芋やカボチャのあんことか作ってみようかな…


ヴォルフ様に肩を叩かれて我に返ります。

「あっ、すいません。また考え込んじゃいました」


「アンジェリーナ様、これおいしいよ。 他にも料理の方法は知っているのかい?」


「ええ、いま考えていました。

では、お昼ごはんに皆さんに試食してもらいましょう」


「楽しみだ。 これはいけるぞ!

ソバの生息地と畑で作る方法を探ってみたい。 ちょっと調べてくる」


そう言って走って行ってしまいました。

「相変わらず、慌ただしい

アイツは昔から夢中になると、じっとしていられないんだ」

とヴォルフ様が苦笑いしています。


さあ、ではこちらも頑張りましょう

料理長に早速手伝ってもらいます。



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



食堂へ行くと、おじさまとマリウス様が話をしていました。

どうも蕎麦の話をしている模様です。

スターレン辺境伯様をおじさまと呼ぶようになったのは、昨夜から。

晩餐の時に「そのうちお義父様と呼んでもらえるのだろうが、今はおじさまと呼んでくれないかい?

その方が距離が近くなったようでうれしいんだよ」

と懇願されてそう呼ぶようになりました。

私的には馴れ馴れしいんじゃないかと気になりましたが、「よかったわねあなた。娘が欲しくてしょうがなかったものね。

本当は直ぐにでもお義父様と呼ばれたいのでしょ?」

とエリノア様が言ってからかっているし、3人の息子もニヤニヤと笑っているから、断わらない事にしました。

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