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再びデートです

うーん、思い出せない状態で、モヤモヤしていたら、後ろから声をかけられました。


「アンジェ おはよう。今日も早いな」


「ヴォルフ様おはようございます。

いま、マリウス様の研究のお話を聞いていたのですよ」


「そうか、マリウスもおはよう」


「ヴォルフ兄 おはよう。どうしたの? わざわざ婚約者を探しにきたのかい?」

マリウス様はからかう様にいいます。


「ああ、部屋に行ったらエマに散歩に出てると聞いたから探しに来たんだ」


「まあ そうだったのですね。

部屋に訪ねて来られたのは、何か用事がありましたか?」


「昨日は母上達と町に行ったんだろ?

今日は近くの湖まで行かないか?

結構景色が綺麗な場所だよ」


「素敵! それは行ってみたいですわ」


「じゃあ 午後1番で行こう。

予定しててくれ」


今日はヴォルフ様と一緒にいられる様で嬉しいです。

旅の時以来のデートですね。



早速部屋に帰って、エマと着て行く服の相談をしなきゃ。



「ヴォルフ兄… メロメロだな」

私達の様子をみてマリウス様がボソッと呟きました。


うーん。そうかな?

とても大事にしてくれているけど、メロメロって言うのは違うような気がするけどなぁ~

どちらかと言えば、私がメロメロなんだけどね~ へへへ。



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


「わぁ~ 凄い大きいですね。

気持ちいい~。

見てヴォルフ様、向こうの山が湖に映っていますわ。綺麗…」


湖の畔に2人で佇み、暫く景色を堪能しました。

ヴォルフ様が言ったように、水の透明度が高くとても美しい湖でした。


「気に入ってくれたかい?」


「はい、連れてきてくれてありがとうございます。

私、これからもヴォルフ様と四季折々にここへ来たいです」


そう伝えると、ヴォルフ様も頷き

「そうだな、また来よう秋の頃は紅葉が映えているし、冬はこの辺は雪も降るからそれもまた違った景色が見れる。

そうやって夫婦になっても2人で見に来よう」


「はい」


嬉しい。

これからも2人の約束事を1つ1つ増やしていきたいなぁ。



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