その44
食後は荷物を手にリジーの自宅に戻ってきた2人は椅子に座ってくつろいでいた。
「あ〜楽しかった。こんなに楽しかったのは久しぶりだわ。」
「まぁ、いろいろあったからな。でももう何もないからさ、俺たちの事考えないか?」
「俺たちって…。」言ってるそばからシュナイダーはリジーに口づけをした。
「俺さ、リジーのこと好きなんだよ。これから少しずつでいい,考えてみてくれ。」
「シュナイダー。」
「?」
「あなたって人は。…。」
「なになに?カッコ良すぎて困ってるのか?」
「自分で言う?…まぁ、確かにモゴモゴ。」
「何だい?カッコ良すぎて惚れたか?」
何も言えなくなったリジーは真っ赤になって両手で顔を隠した。
「もう!」
「面白いな。もっとからかいたくなる。」
「やめてよね。暑くなるじゃない。」
そう言いながら手でパタパタと仰ぐ仕草をする。
見ていて飽きないなとシュナイダーは思った。
それからの二人は時間が合えば待ち合わせしてどこかに出かけると言うことをして過ごしていた。
だけど物足りない。
そう、もっとずっとそばにいたいとお互いが思うようになり、やがて結婚することを決めた。
そうなると動くのが早いのがシュナイダーだ。
仲間にも紹介してもらったし、なんだかんだで両親にも合わせてもらった。
私もドタバタの中両親に紹介したら、母が一言「ハンサムね。」って言うもんだから父がへそ曲げちゃってもう大変だった。
楽しかった独身時代も終わり、結婚することになって嬉しい反面ガッカリすることがないか心配だった。なんせ普段の格好ときたら…見せられたものじゃなかったから。でもそれが君だからとシュナイダーは受け入れてくれた。こんな素敵な旦那様ならやっていける。
ホント初めはどうなるかと思ったけどこれで良かったんだわって思えるの。
2人の生活はやがて家族が増えるだろう。
今から楽しみである。




