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詩集♡季映(ときばえ)  作者: 詩織
7/170

夢ひとつ




(カランコロン♪カラン♪)




「ぁ………おかえりなさい♪」




て、



声を聞くと

なんだか嬉しい。



会社でヘマして落ち込んでいるときも


 彼女と喧嘩して凹んでいるときも



なんていうか、、、

勝手に足が向いちゃうんだよ、ここに♪



はじめて来たときは

そりゃ~

驚いたさ~(笑)


いきなり「おかえりなさい♪」は、

………ないだろ~


間違えちゃったかと思ったよ、


その手の店と、

(笑)ハハハ♪





σ( ̄∇ ̄ )あの…オレ?




(*´∀`*)

ええ~おかえりなさい♪




( ̄0 ̄;ハァ~

   ただいま~♪




(*´∀`*)

お疲れさまでした。

お紅茶でもいれましょうか?




( ̄0 ̄;ハァ~、

   お願いします。


(だいじょうぶかぁ~)

(ドッキリかぁ~?)

(汗)))))




この春の人事異動で、


単身赴任


この街に来て半年、


地理勘がない町での営業は、

想像以上にキツかった。



だからって、

仕事、辞める訳にもいかないよな~



今日はイヤに太陽がジリジリ暑くて、


少し涼んでいきたいと思って入った店、


初めての店というのは、、、


どうも敷居が高いものなんだが…



まるで、

うちに帰ったように、

入れたてのお茶をいれてもらって

頼んでもいないのに、

アイスなんかついてるしぃ(笑)



店内を見渡すと、

カフェらしからぬ 畳の部屋もあって、


誰か寝てるしぃ、

あぁ~気持ちよさそうだな~(笑)




さっきの女の人が

タオルケットなんか掛けてあげてる、

ここのオーナーなのかな~?




壁一面の本棚には

マンガ本から専門書、

古いレコードまであるし




ステージみたいなコーナーには

ピアノが置いてあるところを見ると、

音楽好きが集まるのかもしれないな………。




しっかし、、、

回転率悪そうだな~(笑)



こんなんで…

商売になるのか~?



居心地はよさそうだけど、、、




また、ゆっくり来よっ~と!




(笑)










「いらっしゃい♪」


と、迎えるよりも


「おかえりなさい」


と、迎えたい………♡




挿絵(By みてみん)





丁寧に入れられた紅茶。



どこか懐かしい薫り。



切ないメロディー。



深呼吸ひとつ。




よそいきのカフェでなく

日常のリズムに組み込まれたような店。




好きを集めて

嗜好が合う人々がなんとなく集まる店。



そして、店主と客が会話したり、


その会話に他の客も聞き耳をたて巻き込まれる。




居心地のいい箱の中で



小さなワクワク感が生まれる店。



カフェがやりたい♪





夢ひとつ、みっけ~♪



(笑)






この、作品は 詩織の童話集からの再編集です。


いつも足跡 ありがとうございます。



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