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詩集♡季映(ときばえ)  作者: 詩織
67/170

青い影



海の夢をよく見ます。


はじめての海で溺れた時の夢を、、、


視界が明るい空から


突然深い緑に変わったときの恐怖


つかむものなく


鼻も口も目もふさがれて


涙さえ出なかった___




それなのに何故 


海に惹かれるのだろう



もしかしたら、


それは、 

人類太古の記憶なのかもしれない。










海岸の岩場に咲く


可憐な白い花。


小さな生命いのちのたくましさに


心が揺れる。




ゆったりと進むときの中で


自然に対する畏敬いけいの念が


ぎ澄まされる。




どこまでも広く


どこまでも深い海よ、


生命を呼び起こし


時に残酷に


時におおらかに


語りかける海よ、





よせては返す波の歌声に


耳をかたむ


目を閉じ


心を開き


両の腕をこれでもかと広げ


地球をいだ


宇宙そらいだかれるとき


自然のエナジーが


体をやさしく包みこむ。




砂地には足元から


わたしを吸い込むような


青い影。




挿絵(By みてみん)

(写真は著作権なしの拾いです)






海ハ 広イナ 大キイナ。

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