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詩集♡季映(ときばえ)  作者: 詩織
27/170

星のゆく道




五千年前の羊飼いたちは


星に名前をつけ


空に絵を描いたという。


こんなに遠く、遠く………


あなたから


離れてしまっても


あの星を目印に


ぜったい、


帰って来れるから、






『だいじょうぶ!』









「ねぇ~♪」



「ん~?」



「ペーターは、

学校に行ってなかったでしょう?」



「ああ…あの時代

貧しい羊飼いの子どもは

学校なんか行けなかっただろうな。」


「それでも、

ちゃんと方角がわかったり、

時間がわかったりしたのよね~」



「ん~♪

今より不便でも 今より、

知恵も勇気もあったのかもしれないね。」



「なるほどね~」








北半球に位置する日本は


いつの季節も何時でも



決まって北の方角に見えるのは


『北極星』



だから、先ず。



この北極星が探せたら

迷子になっても、



「北」が分かるってこと。




そこから


ぐるりと180度回転をして


南の空に、

一列に連なる3つの明るい星が

冬の星の代表[オリオン座]



[オリオン座]は

春の夜や、

冬の明け方は西の空に


冬の夕方や

秋の夜には東の空に

観えます。


だから、

オリオン座が、

そのときの時間や方角まで

教えてくれるってこと。



月が明るいと

弱い星は見えにくく


星空の観測には

満月よりも新月の頃が良いみたい♪


さらに、欲をいえば


水蒸気は光を散乱させるから


海より、


お星さまに近い山の方が


いいですよっ♪






目が慣れると

外灯ひとつない

真っ暗闇が不思議なほど

明るかった。


地面に寝っ転がって

星を見た。


使い古した言葉だけど

星空が降るようで

ジーンと胸が熱くなる。



死んでしまおうなんて

思ったことが

馬鹿らしくなるほどの星空


クヨクヨしても一生


笑って暮らしても一生


なのかもしれないと


思った夜でした。



挿絵(By みてみん)


夜空、見上げてますか?

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