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詩集♡季映(ときばえ)  作者: 詩織
23/170

香ばしい風



慈しみ育てられた


大地に巡りくる花の季節


小川の岸辺に咲く野の花は


やすらぎを求める魂にささやきかける。










久しぶりに街に出たけど


なんやの、

あの若いたちの恰好は、


素足にパンツ丸見えの短いスカート穿いてぇ


あれや、さぁも、、、


触ってください。


言ってるようなもんやで、


わたしらの時代にあんな恰好かっこしてたら


そらー、親に こっぴどく怒られたんにぃ


今どきの親御さんは知らへんのかいな~


知っててやらしてんのかいな?


おおー、やだやだ、、、


みっともない!















これ、ばあちゃんの口癖、(笑)


子どもの頃、


あたしが 髪の毛、縛ってないと


怪訝けげんそうな顔して


叱られた


「あんたは、縛ってた方が可愛い。」


「はよ、結びなさい。」


「そやかて、これ流行はやりやもん

みんなしてるで、、、」


「みんなは、みんな、

みんなと同じやなんてつまらんやろ?


あんたは、あんたにしか無いもん、

見つけなさい。」


「・・・・・・・」


「返事!」


「………はあい、、、」





あたしにしかないもんねぇ?


むずかしい宿題やったよ、

ばあちゃん♪


(笑)










ふつう植物の、名を書くときは

カタカナで書いてます。


これは、生物関係はカタカナで

表記することが決まっているから。



でも、”詩”をいていて思うのは


ひらがなが似合う子や


漢字が似合う子がいてること。



それと同じで咲く場所も、


穏やかな山里の日だまりから


無残に掘り上げられ、


都会の真ん中に連れ去られ、


立派なお庭に植えられても


じょうずに生きていけないもんで


枯れてしまいます………。




野の花の美しさが


誰かのためにあるわけではないことを


よくわきまえてはいても


わがものとしたいのは


生けるのもすべてのさがやろか~?





✲゜。.☆.。₀:*゜✲゜*:₀。



日だまりに光ゆらめく


 野の花を、むげに手折りて我がものとせず…



  ~詩織~



✲゜。.☆.。₀:*゜✲゜*:₀。





戦時中は家を家族を守った婆ちゃんに


わりと、厳しく躾られました。


それは、婆ちゃんが先に わたしを叱ることで


叔母や叔父から


わたしを守ったのだと思います。


こどもの頃は解らなかったけどね、、、



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