香ばしい風
慈しみ育てられた
大地に巡りくる花の季節
小川の岸辺に咲く野の花は
やすらぎを求める魂に囁きかける。
久しぶりに街に出たけど
なんやの、
あの若い娘たちの恰好は、
素足にパンツ丸見えの短いスカート穿いてぇ
あれや、さぁも、、、
触ってください。
言ってるようなもんやで、
わたしらの時代にあんな恰好してたら
そらー、親に こっ酷く怒られたんにぃ
今どきの親御さんは知らへんのかいな~
知っててやらしてんのかいな?
おおー、やだやだ、、、
みっともない!
これ、ばあちゃんの口癖、(笑)
子どもの頃、
あたしが 髪の毛、縛ってないと
怪訝そうな顔して
叱られた
「あんたは、縛ってた方が可愛い。」
「はよ、結びなさい。」
「そやかて、これ流行やもん
みんなしてるで、、、」
「みんなは、みんな、
みんなと同じやなんてつまらんやろ?
あんたは、あんたにしか無いもん、
見つけなさい。」
「・・・・・・・」
「返事!」
「………はあい、、、」
あたしにしかないもんねぇ?
むずかしい宿題やったよ、
ばあちゃん♪
(笑)
ふつう植物の、名を書くときは
カタカナで書いてます。
これは、生物関係はカタカナで
表記することが決まっているから。
でも、”詩”を描いていて思うのは
ひらがなが似合う子や
漢字が似合う子がいてること。
それと同じで咲く場所も、
穏やかな山里の日だまりから
無残に掘り上げられ、
都会の真ん中に連れ去られ、
立派なお庭に植えられても
じょうずに生きていけないもんで
枯れてしまいます………。
野の花の美しさが
誰かのためにあるわけではないことを
よくわきまえてはいても
わがものとしたいのは
生けるのもすべての性やろか~?
✲゜。.☆.。₀:*゜✲゜*:₀。
日だまりに光ゆらめく
野の花を、むげに手折りて我がものとせず…
~詩織~
✲゜。.☆.。₀:*゜✲゜*:₀。
戦時中は家を家族を守った婆ちゃんに
わりと、厳しく躾られました。
それは、婆ちゃんが先に わたしを叱ることで
叔母や叔父から
わたしを守ったのだと思います。
こどもの頃は解らなかったけどね、、、




