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詩集♡季映(ときばえ)  作者: 詩織
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卯の花「ウツギ」




小学校の理科の時間


赤と青と緑を混ぜたら何色になるか?

と、いう実験をした。


みな口々に思い〃の色を言う


先生は嬉しそうにみなを見る。



わたしは黒くなると答えた、


絵の具のパレットを洗うと

水が黒くなることを知っていたから…



「さぁ~ 実験してみようー。」



先生が窓ガラスのお日さまに

カラーセロハンを一枚 一枚

重ねていく



みなワクワクして


みなドキドキして


先生とお日さまと


友達とお日さまと


顔を見合って笑った。



お日さまを映した

カラーセロハンは

真っ白になった。


















いにしえより白は神聖な色。


古代、


神に捧げる衣には麻を煮て

不純物を洗い流し

海や雪の中や太陽に晒し

漂白してきたと云う。



花嫁は、


嫁ぎ先の色に染まるように


白無垢を着るけれど


白に身を包む女は


白の中に何色を見るのか?



花婿は、


花嫁を何色に染め


何色の人生を


生きるのだろう。



挿絵(By みてみん)

ウツギ(卯の花)



✲゜。.☆.。₀:*゜✲゜*:₀。



なく声を 惜しむらなくは


 時鳥ほととぎす


   愛の旅路や 卯の花月夜



 詩織



   ✲゜。.☆.。₀:*゜✲゜*:₀。








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