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詩集♡季映(ときばえ)  作者: 詩織
160/170

梅の花



花見といえば梅見だった万葉の時代



人々は梅を愛でつつ酒を飲み



歌を詠んで早い春を楽しんだ、



そして菅原道真は、左遷されて大宰府に赴くとき


可愛がっていた梅の木に


「こち吹かばにほいおこせよ梅の花 あるじなしとて春を忘るな」


と詠んだという



「飛梅より」








耳を澄ませば 


 春の足音は、


 冬の間から始まっていることに気づきます。




 万葉の昔から


 数多くの歌に詠まれてきた梅は


 春の風を待たずに咲いてくれるので


 春告草はるつげぐさとも呼ばれます。





 そんでもぉ



 「むめ一輪一りんほどのあたゝかさ」の句のように


 (服部嵐雪)



 梅が咲いたからと言って


 春が来るわけでもありませんが…




 なんとのぉ


 春の兆しの合図のような


 香りを利くと


 こころがほっこりするんは


 うちだけでしょうか?




 

 梅の開花で春を知るんは


 「梅暦」と申します。



 


 挿絵(By みてみん)



 




のびやかに咲く春の花でありながら


冬のさなかに彩りを添えてくれる梅の花は


日ざしの中に咲く姿だけじゃなく


夜の闇に零れ咲く香りもまた美しい。




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