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詩集♡季映(ときばえ)  作者: 詩織
15/170

愛ある暮らし


どんな人が使っていたのか?



どこの国の



いつ頃のものなのか



想いをふくらませる



アンティークは



夢や想像の扉をひらく片道切符♪











幼いころから古いものに


囲まれて暮らしていたせいか


古い家具や古い道具が


身近にあって


飾って置くだけでなく


ふつうにそこにある。






毎日ネジを巻かないと


止まってしまうアナログ時計に


刻まれた幾年月いくとしつきを思う。



「マリアが生まれた記念に


なにか買いましょう、あなた♡」



「ああ、そうだな、なにか記念に残るもの。


うーん、時計なんかいいんじゃないか?」


「そうね、それがいいわ♪」


「ありがとう あなた♪」




とかね♪





猫足のコンソールの傷に


前の持ち主の人生をかさねる


いつ、この傷がついたのか……。


もしかしたら、引っ越しのときに


手伝いに来た友達がどこかに


ぶつけたのかもしれない


「やべぇ~、ぶつけちゃった、、、


わりぃ、わりぃ。」



「いいって、いいって、


傷もあじのうち、


味のうち、(笑)」



「助かったよ、Thank you♪」




な~んてねっ♪






誰かが刺した薔薇の花の


刺繍いりの布は 


いまは、くすんでセピア色だけど


もとは美しい純白で


花嫁の持ちもの用に


母親が想いをこめて


刺したものかもしれない。



「まだ、やっているのかい?


根をつめると疲れるよ……。」



「ええ、あなた 。(笑)」


「でも、もう少しやっちゃうわ。」


「むかしからの言い伝えでね♪


結婚式に人から3つ借り物をすると


しあわせになれるって、


言われてるの。」



「あのに、これは私から


持たせてあげたいの」



「そうか、」


「でも、はやく寝なさい。


きみも、


丈夫なほうじゃないんだから、」



「ええ、ありがとう(笑)」






なんて

会話が聞こえてきそうでしょう♪







アンティークを見ていると


うちにいながら


こころは海のかなたへ


______旅へでかける。 






挿絵(By みてみん)

アンティークの時計、家具は現役です。



挿絵(By みてみん)

布は、電話カバーにしています。







”ありがとう”で繋いでみました。


日本人が古くもない道具や家具たちを

「ポイポイ」捨てちゃうのを

毎日、見ています。


そう、我が家は古物商。。(笑)


古い道具には依然持ってた人の思いや不幸まで

引き継ぐみたいで嫌だという人もいますし


なんでも安く買えるんだから飽きたら買い換えればいいし

古道具なんて”貧乏ったらしい”と思う方もいるでしょう。


海外では使えるうちは何でも丁寧に長く使うし

アンティークのよさを上手に生かしながら暮らします。


価値観の違いかもしれないけれど


あんがい古道具はやさしい肌触りがします。



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