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紅葉を焚く
秋の夜長に夜寒を感じて
暖房器具がほしくなると冬間近。
霜がおりて木々の葉が色づき
いろんな実も鮮やかに熟して
秋のフィナーレを飾る。
紅葉と書いて、
紅葉と指すように
ひときわ抜きんでた鮮やかさが
他の追随を許さない楓だが、
七竈や万作
野茨や漆の紅葉もまた美しい。
晩秋の晴天の下、照り映える紅葉。
秋の高い紺青の空と
赤く燃える楓は
そのままで一幅の絵になろう。
日本では、てんぷらや砂糖菓子にする紅葉だが、
北米ではカナダからアメリカ北部に分布する
「サトウカエデ」から糖を採取する。
春三月頃、幹に傷をつけて、流れ出る樹液を集める。
これを濃縮させると褐色の「メイプルシロップ」になり
それをさらに濃縮すると「メイプルシュガー」となる。
子供の頃、パンケーキがびしょびしょになるくらい
かけたかったメイプルシロップ。
最近のメイプルシロップはなんか違くない?
バターの味もなんかね~