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詩集♡季映(ときばえ)  作者: 詩織
103/170

十五夜


十五夜は 

九月中旬~十月初旬の満月の夜のこと。


お月見は

唐の時代からはじまり、

奈良時代に日本に伝わります。



平安時代には、

宮中でも月を愛で、

詩歌や管弦などで宴を催すのが定着されました。



庶民に、

お月見の行事が広まったのは

江戸時代のことだと云われています。


お月見団子を作り

その秋に採れた野菜や果物を供え

収穫に感謝したといいます。



花は、ススキ。

本来ならその年に収穫された

米を供えたいところですが、

時期が早いため、

稲穂に似てるススキで代用したのが

始まりと言われています。



料理は、

月見団子や里芋、

共に15個積み重ねるのが決まりです。

(下段に9個、中段に4個、上段に2個)


かつて子どもたちは

この日だけはよその家の

お供え物を盗んでもよいとされ、


盗まれた家も

月の女神が食べてくれたとして歓迎しました。



十五夜の別名として

芋名月いもめいげつ」「望月もちづき








「にいちゃん、あしたは十五夜やね~」


「あゝ、そうだな、」


「うち お団子 食べたい♪」


「アホ!もっとええもん食べや、」


「明日は無礼講やで、」


「ん!、早くあしたにならんかな~」


「寝たら、明日やで早く寝ぃ、」


「ん、にいちゃん、腹へった~」


「お腹がぺたんこや~(笑)」






「いい子やから、」


「………早く寝ぇ、、、」




待ちに待った十五夜のまえの晩、



あしたのごちそうを夢見て眠る



子供たちの夢の中には、



幸せだった頃の家族の姿があるのかもしれない。





盃に 月を浮かべて うさぎ待つ



詩織♪


(2017・8・31)


この場合のウサギは作者としては、

盗人の子どもたちを指します。


挿絵(By みてみん)


お月さまはお煎餅の缶のふた


わが家の秋のお飾り。


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