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ワイルドギース  作者: 黄昏のオメガ
第1章 傭兵軍団
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第7話 報告

2時間後…


アメギリア連邦首都ローヨーク

カルバニア国際運送会社 会議室


「わかったわ…ええ、後はこちらでやるわ。ご苦労様。」


魔導士の着るローブを羽織った女性が一人電話をしている。その裏にはカルバニア社の社長、重役達が不安そうにしている。女性が電話を終えると社長の方を向き言った。


「ジョン社長、無事に貨物船と乗員の方々を奪還することが出来ましたよ。それと金塊も。」


社長と重役達は安堵の表情になり、肩を落とした。


「ありがとうございます。これで無事に金塊を運ぶことが出来ます。」


「我々は依頼通りにこなしただけですよ。それでは報酬は指定の口座に送ってください。」


女性は電話の受話器を置くと足早に会議室を出た。外に出ると一人の年老いた竜人がいた。


「終わったようじゃな。」


「ええ、無事にね。」


女性はそのまま廊下を歩いていく。竜人もそのあとに続いて歩き始めた。


「どうした?何か不満そうじゃな。」


「貨物船に帝国製の兵器が有ったそうよ。それもガンドストーカーの改良型。」


「それは思わしくない。」


竜人は白く延びた髭をさすりながら言った。


「とにかくこの件は詳しく調査が必要ね。リー、帰ったら調べるわよ。」


「承知したボスのためなら…。」


二人は出口を出ると出口前にある車に乗り込むとカルバニア社を後にした。




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