始まりは掲示板〜男編〜
前の作品を修正して投稿しております。誤字脱字や感想ありましたら、よろしくおねがいします。
俺は・・・・馬鹿だ・・・・。
突然だが、申し訳ない。
俺の名前は織田圭介。16歳。学年は高校一年だ。
ちなみに、俺は決して頭が可笑しくなった訳では無いので注意して欲しい。
では、どうして馬鹿だと思ったか??
それは……
実は、俺は今までのテストを真面目にやった事がない。
寝てたり、鉛筆転がしたり、他の人の欠伸の回数や、先生のハゲ頭にシャーシンを飛ばして頭のど真ん中に当てたりして、空欄を適当に埋めて点をとっていた人間だ。
だが、流石にそんな事しかやっていないため、留年になってしまう。
という訳で三学期のテストぐらい真面目に勉強して、テストを受けたんだ。
そして、学校の掲示板で総合順位が張り出された、その日の事なんだが….。
「織田ー!」
俺は呼ばれた方向を向くと、決して友達とは言えない幸田和也がいた。
「何だ。」
「何か、酷いこと考えてなかった?」
「気のせいだ。」
勝手に人の心を読みやがって。
…..ま、この手のキャラって、すぐ消えるんだから酷くはないだろ。
「・・・・なら良いけど。それより行こうぜ!!」
と幸田に突如誘われる。
「ん?どこに?」
はて、今日は何かあったか?
「今日テスト結果発表だよ!今回は自信あんだよなー。今回はお前に勝てるぞ!」
……。あー。もうそんな時期になったのか。
「忘れてた。つか、お前毎回それ言って赤点じゃねーか。」
「はっはっはっはー。今回の俺は一味、いや二味も違うのだ!!」
と高笑いしながら言う。
なんだそれ?
「そんな簡単に人は変わらんが、そこまで言うなら賭けないか?」
俺は少し笑いながら言った。
「いいぞー!!」
と幸田は快く乗ってくれた。
さて、何を賭けようか・・・。
と俺が考えてた時、
「よし!決まった!!俺が勝ったら、お前はチャイムが鳴った瞬間から、校庭の、ど真ん中で一発芸!!授業終わるまでやり続ける!!!これで決定な!」
と幸田が言った。
…ほほう。
この俺にそんな事が言えるとは。
大層な自信じゃないか〜。
いいだろう。そっちがその気なら俺は….
「ならば、貴様は校長と教頭に、
『ここの授業料高いんだよ!安くしろや!!この愚民!!つか、集会の時、話長いんだよ!!!そんな大した話してねーのに、何熱く語ってんだよ!!!!調子こくんじゃねよ!!あと、かつらがズレてるから、それ直してから出てこいや!!ぺっ!!』
っと言ってこい。」
と俺は言う
「なっ!これやったら停学喰らうだろ!?」
と幸田は驚く。
しかし、
「貴様の賭と対等にしたんだが?逃げるのか?俺は勝つ気あるからいいぞ。」
「はっ。上等だ。コールしよう!!後で後悔すんなよ!!」
お前がな。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「・・・・嘘だろ?」
はっはっはー。
まさかな〜。
本当にとれるとはな〜。
「織田が・・・満点!!」
そう、俺は900点満点中900点だったのだ。
そして、幸田はというと
「195点・・・」
赤てんは29点以下だ。
つまり、9教科で300点以下は確実に赤点。
というか、勝負以前に本当に勉強したのか?
まー勝負は勝負だしな〜。
俺は心の中でそう思いながら、幸田の方向いてにっこり笑いながら
「賭け・・・・。ちゃんと、やれよ。」
と言った。
「ちくしょぉぉうぅぅぅ!!覚えていろぉぉぉぉぉぉ!!」
と叫びながら、幸田は脱兎の如くどっかに行ってしまった。
あと、何を覚えとかなきゃいけないんだよ。
俺はもう一度掲示板を見た。
「いやー。まさかとれるとはな。」
そういいながら、もう一度自分の順位を見ると、堂々と一位の所に俺の名前がちゃんと載っていた。
「まぁー当然だな。満点とって一位になれなきゃおかしいもんな。」
と言いながら、自分の天才ぶりに酔っていた。
だが、この後この順位に間違いがあってほしいと願ってる自分がいた。こいつのせいで、自分に悲劇が起こるなんて全く思ってなかった。
そう、勉強は日々努力して、そこそこの点数をとるのが一番いいのだ。
一番・・・・。
あ、そうそう。幸田のその後は知らない。
ただ、強いて言うなら最近見なくなったとだけ言っておこう。
to be continue..