アルカ=ヴァリス
89話目です。
アルカ=ヴァリス「ほう…。人の身で神を語るか。
ならば、本当の神とは如何なる者か、答えてみせよ」
オリバー『民を区別し、選別する時点で神じゃない。
本物の神が何かは知らない。
でも、偽物なら見分けがつく』
アルカ=ヴァリス「……では聞こう。
お前の"希望"は何だ?」
オリバー『この世界の全貌をこの目で見ること。
この足ですべての地を踏みしめること。
そして――
"神罰"の正体を、突き詰めることだ』
アルカ=ヴァリス「お前の希望、しかと受け入れた。
が…時間だ。今は預かっておくとする。
また会おう。不思議な者よ」
そう言い残し、アルカ=ヴァリスはその存在を消した。
オリバー『ふう…。物凄く魔力を持っていかれた気がする…。
さて、処刑場にいくか』
処刑台にヒルダが晒され、その周りを騎士が囲んでいる。
そして、その傍らには教皇がいた。
教皇「貴族を騙る大罪人よ。
何か言い残すことはあるか?」
ヒルダ「………」
教皇「ふん。何も言わぬか。…お前たち民は馬鹿ばかりだ。
このような場になっても選択を間違える。
私の管理下になければ、生きてはゆけぬ馬鹿共が。
…まずはお前がその代表として―――」
教皇「死ぬがよい」
ヒルダ「……アンタがね」
処刑人の持つ大斧がヒルダの首を跳ね飛ばしたその時―――。
ヒルダの体は泥のように溶けてなくなった。
それを合図に周りを取り囲んでいた騎士達は処刑人に襲いかかる。
その隙に逃げようとしていた教皇は、
いつの間にか鎖で拘束されていた。
ガッツの新技『チェーンバインド』だ。
オリバー『上手くいったみたいだね』
教皇「何をした…!これはどういう…!」
オリバー『さっきの言葉も国民全員が聞いてる。
もう逃げ場はないよ。
あ、神様も来ないからね。
さあ、今度は君が"選別"される番だよ』
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