表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神罰の英雄たち  作者: Anon
北の大陸編(中編)古代迷宮"巨人の悪夢"

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

112/157

正解

111話目です。

オリバー「…あれが…正解じゃない…?

まだ…!まだ…終わってないのか…!

あ!そうか!仮面をつけてない!」


オリバーは、"心眼の仮面"を身につけ、ティナに呼びかけた。


オリバー『僕だよ!オリバー!わかるよね?』


ティナ「オリバー…。そうね…」


オリバーの目に少し光が宿った。


ティナ「ごめんなさい。あなたのことは知らないわ」



その光は、オリバーの魂ごと消失し、

オリバーはその場にうずくまってしまった。



オリバー(どうすれば……もう……だめだ…)



カイム「…オリバー…?どうした…?」



オリバー『僕は、夢を見ている。悪夢だ』


カイム「オリバー…!しっかりしろ…!

全部終わったんだ…!これが……

これが…答えなんだよ…!」


オリバー『まだ、■■■■は…満たされていない…。

なんとかしなきゃ……もう一度……』


オリバーは力なく立ち上がり、

どこかに向かおうとしている。


カイム「オリバー!もう迷宮はないんだ!

お前が解決しただろう!

これ以上の正解はない!

前を見ろ!現実と向き合え!」


オリバー『これが現実……?

あの恐怖を…絶望を越えた先にあるのが、

こんな悪夢だって…?

やらなきゃよかったよ…!』


カイム「ちょっと来い…」


オリバー『ふん。また殴って解決か?

もうその手には乗らない…!』


カイム「そんなんじゃない!

いいから来い!」



腕を引っ張られ、俯きながらも連れて行かれたオリバーの目の前には、複雑な光景が広がっていた。



子供のあげる声。

呼びかける大人たちの声。

そこら中から声が聞こえる。

少しうるさい。



そして。



オリバー『眩しい…』


カイム「そうだろ?街はこんなに輝いている」


さっきまでとは違う街に居るようだった。



みんなが笑っている。

なんで笑っているかはわからない。

でも、楽しそうだ。



カイム「これが、お前がもたらした正解だ」



オリバーは、無意識に仮面を外し、

少しでも光を取り入れるように目を見開いていた。



オリバー「これが…正解…」



カイム「今笑ってる連中、記憶がないんだ。

ティナもな…」


オリバー「やっぱり……。

もう戻ってこないのかな…?」


カイム「そうだ。でもな…

人々はこれからを築こうとしているんだ。

みんな、絶望はとうにし終わった。

オリバー…ガッツ…後はお前達2人の問題だ」


オリバー「僕達の問題……」



カイム「お前、拒絶されたんだろう?

顔をみりゃわかる。でもな、オレからしたら羨ましいよ。

まだ繋がりがあるってことだからな。

オレにはもう……」



オリバー「……だよね。

もう一度、冷静になってみる。

僕達なりの正解を探してくるよ」



カイム「さすがオリバーだ。友として誇らしいぞ」


オリバー「ふふっ。友って…。

でも、ありがとう。助けられっぱなしだな…」



カイム「持ちつ持たれつ…だろ?

さあ、いってこい!」



オリバー「うん!ありがとう!」



カイムに背を向け歩むオリバーにはもうさっきまでの迷いはなかった。


一歩踏みしめるごとに、確かに前を向いていった。




再び答え合わせの時がきた。



そして彼らは対峙する。友として。

ご愛読ありがとうございます。

これからの投稿の励みになりますので、

宜しければブックマークと評価をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ