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夢だと思っていたら現実だった件 ~死にたくないのでソウゾウリョクを駆使して全力で抗います~  作者: 神子島 航希
第2章 動き始める日常

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6.魔法・魔術考察

「うーん、私のイメージだと魔法はオートマチックで、魔術がマニュアルかなぁ?」


「あぁ、よくあるね。」


「魔法が簡単な呪文で発動する代わりに、威力は誰が唱えても一緒って設定だねぇ。魔力の過多で威力が上がるって設定もあるけど、それは魔術が無い設定だったりするよねぇ。魔術は複雑な呪文や魔力で描く紋章で発動するって設定かなぁ。こっちは大体、威力自由だったりするよねぇ。」


「あと、魔法でも魔術でもイメージ力で発動出来たりとかもあるよね。物理法則とか、科学的根拠を知ってる転生者とか転移者が高威力出せる設定。」


「ラノベとか多いですよねぇ。ゲームだと魔法が殆どですかねぇ。」


「ゲームだとコマンド選択になるからね。あ、なら逆に音声認識で複雑な呪文を唱えれば、高威力出せる魔術師を作ってもいいか。」


 おーい、話が脱線してきてるぞぉ。


「MMOなんですからそれもありですね。手数の魔法使いと、固定砲台の魔術師。タンクの腕の見せ所ですね。でもソロが出来ないと不遇扱いに・・・」


「そこは、従魔とかペットを・・・」


 ダメだ。完全に別の話になっている。ま、楽しそうだからいいか。これ以上聞いていても、新しい情報は得られないだろう。寝るか。


「俺は明日、朝早いからもう寝るぞ。自分の部屋使うからな。」


「良いよー。莉緒ちゃんは私の部屋で一緒に寝るから。」


「あ、先輩、おやすみなさい。考察が纏ったら連絡します。」


 2階の元自分の部屋に入る。2年前、地元熊本の営業所に異動になった際、暫く使っていたが、直ぐに今の家に引っ越したので、私物は全て其方に持って行った。今は子供の頃使っていた勉強机とベッドくらいしか無い。


 偶にコチラに泊まっているので、布団は干してくれているようでフカフカだ。


 ベッドに潜り込んで、先程の2人の話を思い出しながら自分なりに考察してみる。


 魔法はオートマチックと2人は言っていた。魔力の流れを意識しながら生活魔法の魔法呪文(マジックスペル)を唱えてみる。


光源(ライト)


 魔力溜りから、一定の魔力が掲げていた左手に高速で流れ、掌から放出されたと同時に、放出された魔力が白熱灯程の光を放つ。明るくなれと念じるが、光量は変わらない。逆に消そうと思うと、すぐに消す事が出来た。


 次に魔力溜りにある魔力を、先程の倍程度だけ残して、他を身体中に循環させておく。


 魔力溜りにある魔力を全部使うつもりで、魔法呪文(マジックスペル)を唱えてみる。


 結果は先程と同じ魔力量を使っての魔法の発動だった。


 次は、魔力溜りの魔力も循環させて、魔力溜りにある魔力を3以下にして魔法呪文(マジックスペル)を唱えてみた。


 すると、今度は循環している魔力が、魔力溜りに3溜まるまで魔力を留めて、貯まったら発動した。


 この結果から、生活魔法は()()()()()()()()()()使()()()魔法を発動するというプログラムが組まれているようだ。


 よくよく考えると、結構高度なシステムだよな。魔力溜りにある一定の魔力を計測して、取り出し、高速で任意の場所まで移動させて、事象を起こさせる。


 これだけの事を、一言の呪文で行っているのだ。これを考えた人は天才だろうか。


 兎に角、今考察した事をスマホにメモする。時間を見ると結構良い時間なので、魔力を一気に魔紋に流して寝る事した。おやすみなさい。


お読みいただきありがとうございます。評価・ブックマーク頂けると嬉しいです。

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